先週のすイエんサーはお好み焼き。
お好み焼きをふっくらと焼こうというもの。
![Eテレ すイエんサー「ふっくらフワフワのお好み焼きを家でも作りた~い!」]()
まず、すイエんサーガールたちが
特に工夫をせず、彼女たちの考えにより
以下の手順で普通のお好み焼きを作りました。
1. 薄力粉とだし汁をよく混ぜて生地を作る
2. キャベツ、天かす、卵などの具材を加えて混ぜる
3. フライパンで焼く
![Eテレ すイエんサー「ふっくらフワフワのお好み焼きを家でも作りた~い!」]()
実食してみますと、作った当人たちでも、
「箸を入れにくいぐらい堅い」
「中がべちょべちょ」といった感想でした。
![Eテレ すイエんサー「ふっくらフワフワのお好み焼きを家でも作りた~い!」]()
「お店で食べるようなふっくらフワフワのお好み焼きの作り方」が
すイガールたちに示されます。
それを見ますと、
1. だし汁の中に薄力粉を加え、よく混ぜる
2. みじん切りにしたキャベツと天かすを「1」によく混ぜる
3. フライパンに生地を流し、約2cmの厚みになるように広げて
中~弱火で3分
4. 「3」の上に豚バラ肉を並べ、ひっくり返して弱火で3分
5. ひっくり返して、さらに軽く1分
6. ソースをかけて、青のりをふりかけて完成!
それぞれの段階ごとの指示は細かくなっていますが、
概ね、彼女たちが焼いたお好み焼きの作り方と大差はないようです。
そこへ登場する熊谷真菜さん。
日本コナモン協会の会長で、
この協会は小麦粉などの食用粉によるうどんやお好み焼きなどの
食文化の継承と発展を主な目的として活動している団体。
日本コナモン協会
http://konamon.com/index.html
彼女はコナモン文化が根強い大阪を拠点とし、
多数のメディアで活躍されています。
彼女は「作り方」を見てひと言。
修正してへんのとちゃうの?
どうやら、このレシピでADさんが訂正すべき部分を
そのままにしてしまっていたようです。
そのADさんが取り出したのがこれ。
![Eテレ すイエんサー「ふっくらフワフワのお好み焼きを家でも作りた~い!」]()
これを貼れば、正しい手順になるようですが…
![Eテレ すイエんサー「ふっくらフワフワのお好み焼きを家でも作りた~い!」]()
これのどこに貼れば、
ふっくらフワフワになるのでしょうか?
すイガールたちから
「みじん切りにし"ない"」だと、
キャベツを千切りなどの他の切り方にすべきということ?
「混ぜ"ない"」だとだし汁と粉がそのままです。
そこへ「混ぜ"ない"」ではなく
「よく混ぜ"ない"」ではないかということになり、
実際に作ってみることにしました。
![Eテレ すイエんサー「ふっくらフワフワのお好み焼きを家でも作りた~い!」]()
ざっくりした混ぜ方で
薄力粉とだし汁を混ぜてみましたが、
やはり、ダマが出来てしまいます。
こんな混ぜ方でいいのでしょうか?
ともあれ、そこへキャベツを投入したところ…
あかん! あかん!
あんたらまたそんなアホなことやって~
と熊谷さん登場。
さらに、なぜかご飯が盛られた茶碗も登場。
続いて、生卵、お茶漬け、カレー、山芋も出され、
これでご飯を食べて、
お昼休憩にしようということらしいです。
彼女たちがそれぞれをご飯にかけている様子を見た熊谷さんは、
ねえちゃんら出来てるやん。
もうわかったやろ?
と。
何がわかったのでしょうか?
ここに出されたものは全てごはんに「かける」もの。
これがお好み焼きの作り方に関係し、
しかも、手を止めることになった
生地のボウルにキャベツを入れた瞬間に関係しているとすれば?
キャベツをご飯に見立てたとすれば、
生卵やカレーは生地に当たり、
先ほどは生地の中にキャベツを入れていましたが、
キャベツの上に生地をかけるというのはどうでしょうか?
![Eテレ すイエんサー「ふっくらフワフワのお好み焼きを家でも作りた~い!」]()
生地をかけていきますと、
キャベツの隙間に生地が流れ込んでいくのがわかります。
実は小麦粉に水分を加えた場合、
こねればこねるほどグルテンという物質が増え、
粘りけと弾力が出てしまうのでした。
そこで、あまり混ぜないために、
薄力粉とだし汁を混ぜる時にはダマが残る程度に、
そして、そこにキャベツを入れて混ぜるのではなく、
キャベツの上にその薄力粉をかけて、
![Eテレ すイエんサー「ふっくらフワフワのお好み焼きを家でも作りた~い!」]()
馴染ませるぐらいで焼いた方がふっくらと焼けるのでした。
![Eテレ すイエんサー「ふっくらフワフワのお好み焼きを家でも作りた~い!」]()
彼女たちの自己流の左の断面とは違い、
右のように上手く焼けたお好み焼き。
実食でも、すイガールたちは
美味しい、ふっくらしていると感動しています。
しかし、熊谷さんは
まだまだやねえ
これではお店に出されへんわ
と一刀両断。
これ以上、彼女たちは何が出来るのでしょうか?
…続きます。
お好み焼きをふっくらと焼こうというもの。

まず、すイエんサーガールたちが
特に工夫をせず、彼女たちの考えにより
以下の手順で普通のお好み焼きを作りました。
1. 薄力粉とだし汁をよく混ぜて生地を作る
2. キャベツ、天かす、卵などの具材を加えて混ぜる
3. フライパンで焼く

実食してみますと、作った当人たちでも、
「箸を入れにくいぐらい堅い」
「中がべちょべちょ」といった感想でした。

「お店で食べるようなふっくらフワフワのお好み焼きの作り方」が
すイガールたちに示されます。
それを見ますと、
1. だし汁の中に薄力粉を加え、よく混ぜる
2. みじん切りにしたキャベツと天かすを「1」によく混ぜる
3. フライパンに生地を流し、約2cmの厚みになるように広げて
中~弱火で3分
4. 「3」の上に豚バラ肉を並べ、ひっくり返して弱火で3分
5. ひっくり返して、さらに軽く1分
6. ソースをかけて、青のりをふりかけて完成!
それぞれの段階ごとの指示は細かくなっていますが、
概ね、彼女たちが焼いたお好み焼きの作り方と大差はないようです。
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修正してへんのとちゃうの?
どうやら、このレシピでADさんが訂正すべき部分を
そのままにしてしまっていたようです。
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これを貼れば、正しい手順になるようですが…

これのどこに貼れば、
ふっくらフワフワになるのでしょうか?
すイガールたちから
「みじん切りにし"ない"」だと、
キャベツを千切りなどの他の切り方にすべきということ?
「混ぜ"ない"」だとだし汁と粉がそのままです。
そこへ「混ぜ"ない"」ではなく
「よく混ぜ"ない"」ではないかということになり、
実際に作ってみることにしました。

ざっくりした混ぜ方で
薄力粉とだし汁を混ぜてみましたが、
やはり、ダマが出来てしまいます。
こんな混ぜ方でいいのでしょうか?
ともあれ、そこへキャベツを投入したところ…
あかん! あかん!
あんたらまたそんなアホなことやって~
と熊谷さん登場。
さらに、なぜかご飯が盛られた茶碗も登場。
続いて、生卵、お茶漬け、カレー、山芋も出され、
これでご飯を食べて、
お昼休憩にしようということらしいです。
彼女たちがそれぞれをご飯にかけている様子を見た熊谷さんは、
ねえちゃんら出来てるやん。
もうわかったやろ?
と。
何がわかったのでしょうか?
ここに出されたものは全てごはんに「かける」もの。
これがお好み焼きの作り方に関係し、
しかも、手を止めることになった
生地のボウルにキャベツを入れた瞬間に関係しているとすれば?
キャベツをご飯に見立てたとすれば、
生卵やカレーは生地に当たり、
先ほどは生地の中にキャベツを入れていましたが、
キャベツの上に生地をかけるというのはどうでしょうか?

生地をかけていきますと、
キャベツの隙間に生地が流れ込んでいくのがわかります。
実は小麦粉に水分を加えた場合、
こねればこねるほどグルテンという物質が増え、
粘りけと弾力が出てしまうのでした。
そこで、あまり混ぜないために、
薄力粉とだし汁を混ぜる時にはダマが残る程度に、
そして、そこにキャベツを入れて混ぜるのではなく、
キャベツの上にその薄力粉をかけて、

馴染ませるぐらいで焼いた方がふっくらと焼けるのでした。

彼女たちの自己流の左の断面とは違い、
右のように上手く焼けたお好み焼き。
実食でも、すイガールたちは
美味しい、ふっくらしていると感動しています。
しかし、熊谷さんは
まだまだやねえ
これではお店に出されへんわ
と一刀両断。
これ以上、彼女たちは何が出来るのでしょうか?
…続きます。