Berryz工房完熟！～奇蹟的な7人を振り返る～ -動画-

昨夜、デビュー記念日に無期限活動停止しました。
小さな果実が熟していく物語には一つの区切りです。
2004年3月3日、「あなたなしでは生きてゆけない」でデビュー、
全員が小学生でした。
さらに遡れば、彼女たちはスタートは
ハロー！プロジェクト・キッズですから、
その始まりは2002年から活動していることになります。
これは後の℃-uteを含めた12人にいえることですが、
Berryz工房最年長のキャプテン・清水佐紀さんでさえ、
まだ10歳。

それぞれのメンバーが元々キッズオーディションに応募した動機は、
「モーニング娘。に会いたい」「～の○○に会いたい」とか、
軽いものだったのでしょう。

そこから13年近く、彼女たちはアイドルであり続けました。

普通、アイドルなんて10年もやってられるものではないでしょう。
軽い気持ちで始めた、あるいは始まってしまったアイドル生活では、
学校や近所の友達と遊ぶ時間がなくなりますし、
部活だってほとんど不可能になります。
事務所は学校の成績を確認したがっていたようですし、
成績や出席次第では仕事させてもらえないと、
盗撮を恐れて仕事以外の水着は禁止だったと聞きます。
彼女たちがそれぞれ、
アイドルとして腹をくくったのはいつなんだろうかと思います。
最初は周りの大人たちの言うことを聞いていれば、
言うことを聞かないといけないという意識が強かったと思いますが、
成長するにつれ、明確になる自我との折り合いに
苦しまれたことも少なくないのではないかと思います。
自分自身の事を顧みても、小学生の頃に決めたことで、
何か成し遂げていたり、続けていたりすることは何一つありません。
決断したことが何かあったのかさえ記憶にありません。
今、アイドル界が賑やかですけれど、
彼女たちのように幼少期から継続されるアイドルは、
もう現れないと思います。
私個人はアイドルを見始めて5年。
ハローを最もよく見ていますけれど、
Berryzをしっかりと見ていたのはここ3年程度です。
そのあたりが残念ですね。
彼女たちを11年、あるいは13年間見続けていた人たちは、
私たちには見えないものが見えていたことだと思います。

清水佐紀さんは「ハロー!プロジェクト・アドバイザー」なる
新しいポストに就任されました。
もう既に、新ユニットで通称「浜ちゃんズ(仮)」の正式名称、
「こぶしファクトリー」の命名に関わられたようです。
「工房」を英訳「ファクトリー」にしたということで、
その精神を受け継いで欲しいとのこと。
メンバーと事務所の間で出来ることをということで、
演者ならではの力を発揮していただきたいものです。
個人的には、国内には見られないダンスが
今後もどこかで披露されることを期待しています。

同じ振付でも、
全く違うダンスで魅せてくる彼女は
アイドルだとか、日本人だとかそういう枠の外にいる方だと思います。

嗣永桃子さんはカントリー・ガールズのプレイングマネージャーに。
既に活動もされていますが、本日より
本格的に身分がこちらに移ります。
松田聖子さんを目標に掲げられている彼女ですから、
アイドル継続を希望、しかし、

これを22歳の彼女がやり切るというのですから見ものです。
しかし、小関さんがお休みの時には、
一夜漬けで彼女がダンスを体に入れてこられて、
その代役が完璧に仕上がっていたという評判でしたね。

そういえば、ラストライブで彼女は泣かなかったそうです。
活動休止発表の時は涙されていたのとは違いますね。
さすがは嗣永プロです。

徳永千奈美さん。
Berryz工房の楽しさの部分を象徴していたのが彼女なのでしょう。
笑顔の印象しかないんですね。
ラジオの声にも笑顔がありました。
実際、Berryzのムードメーカーだったとのこと。

楽しいときばかりではないはずで、
それでもどのような状況でも、楽しそうに見せる才能は、
笑顔が欠かせないアイドルとして貴重なものです。
彼女も清水さんとともに、
ハロー!プロジェクト・アドバイザーに就任されました。

須藤茉麻さんは「Berryzの母」として、
メンバーから認知されていて、

涙・Berryz工房　武道館！
http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-11997010049.html

今日のステージに向かって「痩せて奇麗になったね！」なんて言われてようものなら説教してやろうかと思ったけど、ちゃんと須藤で居てくれたので、かっこ良かったです。

とつんく♂さんが仰るとおり、
その人柄に加えて、その外見からも包容力が見て取れます。

彼女は以前からお芝居のお仕事を続けたい仰っていて、
これからはハローなどのお芝居にご出演、
既にこぶしファクトリーの舞台への出演が予定されています。

夏焼雅さん一昨年からサブキャプテン。
年齢順の嗣永ももちを飛ばしての抜擢ですから、
その責任感の強さを買われたのでしょうか。
Berryzの歌の力を担っているのが彼女ですね。
常に多い歌割りを与えられ、
それをこなしてきたのが彼女です。
Berryzと℃-uteからの選抜3人組ユニット、
Buono!にも選ばれたのも当然でした。

今後は、ひとまずのお休みの後、
新しい音楽活動に向けて準備されるとのこと。
嗣永さんと℃-uteの鈴木愛理さんでのBuono!も
継続していただきたいですね。
ファッションでも注目された彼女ですから、
そちらでも才能が生かされればと思います。

熊井友理奈さんはアイドルとしては破格の高身長。
公称176cm。しかし、つんく♂さんがブログで、

１８０ｃｍ越えの女性ボーカルがセンターを取ったグループは
ＪＰＯＰ界初の出来ごとでしょう。

とお書きになり、実際、どれだけの身長なんだと話題になりました。
私には不思議な歌の印象がありますね。
彼女の歌割りは、
メロディに乗りつつも喋っているように聞こえました。
あとはトーク。ファンの間では「くまくまトーク」として人気でした。
着地点が見えないんですよね。

この動画だと2分過ぎぐらいからのものが、
特にくまくましています。
今後はまず来春の大学卒業を目指し、
以前から志望されていたモデル業を目指し、
そちらへと進んでいかれるのでしょう。

菅谷梨沙子さんはBerryz最年少。
しかし、夏焼さんとともに、ボーカル面で2トップでした。

道重さゆみさんから「お人形さんみたい」と評されるほどの容姿でありながら、
今は収まったものの、奇抜な髪色と、
アイドルとしては濃いめの独特のメイクが印象的でした。
男は、特に日本人の男はナチュラル系が好きな人が多いので、
批判もあったと思いますが、
同性からは好感も得ていたような気もします。

Berryz工房7人の中では、
唯一、今後が未定ですね。
まずは休養、その中でお考えになるとのことで。
元々、歌唱力は評価されてきました。
昔から現在までを聞いていますと、
まだまだ上がありそうな気がしますので、
彼女の歌をまだまだ聞かせていただきたいと思っています。

Berryz工房の最大の看板曲とえば、
この「スッペシャルジェネレ～ション」でしょうか。
Berryzの力とファンの力を最も強く感じる曲ですね。

楽しくさと、カッコ良さと、
美しさを全て表現できていたのがBerryz工房。
また、7人とファンたちが集まれる機会があればと思います。
まだ、彼女たちの物語は終わっていないようにも感じます。

また、奇蹟の12人でのパフォーマンスも期待しています。