大阪版限定でしょうか。
5日産経夕刊1面トップに興味深い記事がありました。
恩讐を越えて…「A級戦犯」東條英機の曾孫と原爆投下を決めたトルーマンの孫が対談へ
http://www.sankei.com/west/news/150805/wst1508050054-n1.html
対談することになったのは、原爆投下を決めた
ハリー・トルーマン大統領のお孫さんの
クリフトン・トルーマン・ダニエルさんと、
先の戦争時の東條英機首相の曾孫の東條英利さん。
クリフトンさんは元新聞記者、
核兵器廃絶の活動をされていて、
広島や長崎を訪問、犠牲者追悼と被爆者の面会もされているとか。
英利さんは一般社団法人国際教養振興協会代表理事で、
日本の歴史や文化を正しく伝えるために活動されているそうです。
私は、原爆投下作戦の各乗員を含めて、
あの時の米兵に思うところはないんですけれど、
トルーマンを赦すことはないでしょう。
新型兵器の威力を確認するため、
ソビエトに対して、それを見せつけるために、
広島と長崎で生きている人間を使った核兵器実験を行い、
後に、「ぐっすり眠れた。良心の呵責はない」と語った男です。
そして、また必要であれば迷いなく使用するとも。
歴史上、数え切れないほどの人殺しがいましたけれど、
これ以上の人殺しを私は知りません。
しかし、そのお孫さんが核兵器廃絶運動をされているとは存じませんでした。
世界平和に向けて未来志向のメッセージを発信したい
お二人はその目的をこう語り、
自分たちは歴史や政治の専門家ではない。こういう家系に生まれ、いまの状況をどう見ているかについて互いに共有して未来志向のメッセージを発信したい
と意欲を見せておられるんだとか。
対談イベントの形でということらしく、
出来れば、テレビで拝見したいですね。
それが無理なら、ネット中継を期待したいです。
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トルーマン大統領の孫と東條英機首相の曾孫 対談実現へ
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