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上海で感染者が減らないのは接種率が低いから? 偽陽性多発?

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中国では上海でロックダウンが続いています。
もう40日間も続くロックダウンで、
当初から市民たちの不満の声が聞こえてきており、
食料品や医療など、この感染症とは別の命に関わる状態になっています。

上海の西にある杭州での9月のアジア大会も延期に、
ユニバーサル・スタジオ北京は休園です。

中国では中国共産党の沽券が何よりも大切で、
「中国共産党による体制だからこそ、新型コロナを封じ込められた」
と喧伝してきており、ほかの国よりも優れているとしてきました。
だからこそ、従来どおりの「ゼロコロナ」政策で封じ込める方法以外に選択肢はなく、
ほかの地域でも、わずか数名の感染者の確認でロックダウンさせてしまいます。

5日の段階で、上海市の感染者数は4088人。
3月28日から続くロックダウンで、ようやくこの日の感染者数を下回りました。
なぜ、ロックダウンをしているのに感染者数が減らないのでしょうか。

日本人研究者が見た「上海ロックダウン」の真実

 

病理医でジャーナリストの榎木英介先生の記事なのですが、
日本でもよく言われているワクチンの違い、
私たちが主にmRNAワクチンを使用しているのに、
中国では従来型の不活化ワクチンを使用している点が問題ではなく、
この記事に登場する日本人基礎科学研究者A氏によれば、

オミクロン世代では中国製の不活性化ワクチンと海外製のmRNAワクチンの有効性の差は小さい

とのこと。
では、何が問題かといえば、この方が指摘するのは、

高齢者のワクチン接種率の低さだ。上海での死亡ケースのほとんどはワクチン未接種の高齢者だ。中国では、若年層のワクチン接種率が9割を大きく超えているにも関わらず、高齢者のワクチン接種率が低く、全国平均で80%程度、上海は特に低く60%程度しかない

私の印象では、中国で上海ほどほかの国の情報を求めている都市はなく、
世界からの情報を得ているように思っていましたが、
高齢者の中には、ワクチン忌避の人が少なくないようで、
彼らが頼りにしているのは「中医」、
つまり大陸に根付く伝統的医療、日本式にいえば漢方に相当します。
まずいことに、「連花清瘟」という中医薬が最近配られたらしく、
調べてみますと、この中医薬は日本でも入手可能で、
流行性感冒の肺症状に効果があるとされ、
国内の漢方薬局の中には、「新型コロナに効果」と謳うところもあります。


ただ、2020年6月に医薬品医療機器法(薬機法)違反で、
中国籍の整体師が書類送検されていますね。
今ではそのあたりがテキトーな印象がありますが。

上海の場合、御上がこれを配ったということで、
これを盲信している可能性があります。

 

吉田博「蘇州」



ワクチン接種率では、上海の中医師・藤田康介先生が
4月の時点での接種率をTweetされていて、

 

 

2回接種完了率は60~69歳で78%、70~79歳で61%、80歳以上で15%
 

とのこと。
藤田先生によれば、家族の反対と、ほとんど外出しないというのがその理由だとか。
ほとんど外出しなくても、外出はゼロではないということかもしれません。

ただ、ロックダウン中でも、増え続けるというのは不可解です。

 

 

こちらの動画。
検体を採るスワブらしきものが机の上に並んでいるわけですが、
検査前に既に開封状態で待機。
検査後も取り扱いは怪しい…

これ、かなりの偽陽性が出るのではないでしょうか。
感染していない人が陽性と判定される偽陽性ですが、
PCR検査で、検体採取の段階で基本中の基本が守られていないようでは、
公表される感染者数も信じられなくなります。
それを元に、ロックダウンしているわけですから…

上海では既に人権はなく、
感染者が出た集合住宅の階段に有刺鉄線を張り巡らせ、
完全に外出をブロックしています。
保安や検査の担当官は力尽くで市民に対処していますし、
市民間でも暴力沙汰が頻発しています。

中国共産党の最大の脅威は中国国民です。
習近平が体制維持のために続けているロックダウンにより、
体制を脅かす可能性も出てくるのかもしれません。

 

 


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