先週の番組から。
先週の先生は文壇の大御所・阿刀田高先生でした。
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中学生の頃、ギリシャ神話にハマりましたね。
考えてみれば、こちらの方面への興味の入口は、
ここだったのかもしれません。
まずは現代の言葉の中に生きているギリシャ神話。
これは言わずと知れたスポーツブランド、
ナイキのロゴです。
このロゴはルーブル美術館にある
この像の翼をデザイン化したものだと言われています。
ローマ神話ではウィクトーリアと呼ばれるこの女神は、
勝利の女神。
そして、ギリシャ神話でこの女神は、
ニケと呼ばれています。
NIKEです。
パトカーのサイレン。
これはこの女から。
女といっても人間ではありません。
ギリシャ神話では上半身が人間の女性で、
下半身が鳥の姿をしているとされている海の怪物です。
その他、人間の美しい女の姿だという描写もあったりします。
姉妹で描かれることもあります。
英雄・オデュッセウスは故郷への帰途の船上、
この海域での恐ろしい話を聞きます。
ここの岩礁にあらわれるセイレーンの歌声は、
この世の物とは思えないほど美しく、
それに魅了された船乗りは、
理性を失い、遭難してしまうというのです。
オデュッセウスは船乗りたちに蝋での耳栓をさせます。
そして、自身を帆柱にくくりつけさせます。
自分だけ、その歌声を聞こうというのです。
歌声が聞こえてきました。
船乗りたちは耳栓のおかげで何ともありませんが、
帆柱のオデュッセウスは暴れ始めました。
今にも縄をふりほどこうとしています。
慌てて帆柱に縛り直す船乗りたち。
オデュッセウスは船を止めろと叫んでいます。
それに構わず、船足を速め、
ついに歌声が聞こえなくなり、船は危険な海域を脱しました。
歌声で魅了できなかったことに、
この女は自尊心を傷つけられ、
海に身を投げて命を終わらせたといいます。
この女の名前がセイレーン。
サイレンの語源です。
この切手に描かれている神はパーン。
羊飼いと羊の群れを監視しています。
牧畜では、突然前触れもなく、
家畜たちが騒ぎ出し、逃走することがありました。
なぜかはわからないながら、
古代ギリシャ人は、その原因をパーンにあると考えます。
パーンに関係するもの、
パーン=Pan、それに"関係するもの"のicをつけて、
「Panic」という言葉が生まれました。
…続きます。
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