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金環日食の動画をいくつか。美しい木漏れ日も/日食観測後、目に異常を感じたら眼科受診を

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なんていうのか、本当に、月が太陽の前にあるんだ、という感じがするね、月くん、君はそこにいたのか、という感覚があるねえ。いや、これは凄い!
http://twitter.com/#!/kenichiromogi/status/204323231992254466

理学博士の茂木健一郎先生のTweetです。
時刻からして太陽がかけ始めた頃のものでしょうか。



これだけ日本の広い範囲で金環日食が見られるのは、
1080年、平安時代末期以来なんですね。
平清盛の死がその翌年であることを考えると、
21日の金環食は貴重な機会となりました。

…と、いいつつも、私は部分食は見られたんですが、
ちょうど、金環になる1分前ぐらいから、
雲に隠されて金環食は見られませんでした。

まあ、全く見られない可能性もあった訳で、
それよりはよかったと思います。


文字通り、世紀のイベントとなったこの金環日食の動画を、
いくつか貼り付けてみたいと思います。

まずはANNが公開しているものから。



和歌山県の串本町のもののようです。
薄雲が見られますが、大きく美しい金環食が映し出されています。



次は京都市内での撮影。



10秒間隔を12コマ/秒で早送りしてあり、
大きさはありませんが、
太陽の見かけの動きがよくわかります。





これは木漏れ日。
太陽光が円状(円弧状)になると、木漏れ日もその形になります。
ピンホールカメラと同じですね。





これらの光が、人間のデザインではないという点に、
あらためて驚かされます。




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朝、日食の時間帯では、結構裸眼で空を見上げている人を見かけました。
これが平均的な風景だとしますと、
今日明日、明後日には目の異常を感じる人が出てくるのかもしれません。

日食網膜症

なんていう症状があります。
まさしく日食に引き起こされやすいということなのでしょう。

でも、普段でも起こりうるはずなのに、
どうしてこの名前なんだろうかと考えるんですが、
正確なところは、私にはわかりません。
思いついたのは、

・普段はそんなに太陽なんて見ない。見ていられない。
それが光量が減る日食では、
比較的長い時間太陽を見ているので、
特に日食に起きやすい。
・普段、太陽を見上げることはあり得ても、
凝視する、観察するという意識で見るようなことはなく、
瞳孔の開き具合から、網膜が損傷しやすい


とか。
どうなんでしょうか?
光量が減るとはいえ、今回は皆既日食ではないんですけれど。

昔から私が聞いていたのは、
太陽を直接見ていいのは、

皆既日食の時だけ

というものでした。
それも太陽が月に完全に覆い隠されている時だけは、
自分の目だけで見られる、と。

あらためて調べてみました。

太陽光には可視光線と非可視光線が含まれています。
非可視光線には赤外線と紫外線などがあり、
紫外線は網膜には届かないとされていますが、
角膜に傷を付けることがあります。
また赤外線は水晶体、硝子体、網膜にダメージを与え、
最悪、失明の可能性もあります。
昔、よく色の濃い下敷きやサングラスでも、
というような話が聞かれましたが、
こういうものは赤外線を遮りません。
よって、目には危険だという訳です。
比較的近年言われるのがブルーライト。
網膜に影響を与えるのは、これと赤外線だと考えられています。
どちらも網膜を熱傷のような状態にすることがあります。
目のそういった組織には、熱や痛みは感じないんですね。
だから、気付きづらいという訳です。

まあ、どの程度の時間、確率で網膜に問題が起きるかはわからないんですが、
網膜は目に入ってきた光を投影するスクリーンですから、
もしも、異常があれば眼科の受診をお勧めします。

具体的な症状としては、目の充血、まぶしく感じる、
視野の中心が暗い、像がぼやける、
視力が低下などが見られるそうです。

多くの場合は"日にち薬"で回復するそうです。
実際のところ、眼科医も根治治療の手段を持っている訳ではなく、
経過観察ということになるのでしょう。

脅しのような記事になりましたが、
日食グラスを使用されていても、
装着前に裸眼で太陽の位置を捜されたりした方も、
目の事ですから、気にしておかれたほうがいいかもしれません。




ねてしてタペ



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