今年のパリーグのペナントレースは本当に熾烈でしたね。
クライマックスシリーズも含めれば、
最大5チームがしばらく日本一の可能性がありました。
日ハムでは、大事な時期に
田中賢介選手が骨折で離脱。
キャプテンがいなくなったことで、
これからどうなるかと思いましたが、
逆にここから勝ち続けていたような気がします。
今年、栗山監督は1年目なんですよね。
監督の言うことを聞いていれば勝てるという1年間だった。
歴戦の稲葉篤紀選手の言葉です。
選手引退後、現場経験のない監督さんに対する言葉とは思えないほどの
主力選手からの賛辞ですよね。
選手から栗山監督への言葉といえば、
最近のこれを思い出します。
自分一人ではできないこと。チームメートやそういう場面で使い続けてくれた監督、コーチに感謝したい
この日、ホールド王を確定させた増井浩俊投手は、
自分を大事な場面で起用してくれる栗山監督、
コーチへ感謝の言葉を述べました。
監督には、登板過多でもある彼に対して、
申し訳ないという思いがあったようです。
その彼からのこの言葉には、
涙ぐまずにはいられなかったのでしょう。
大方がそうであったように、
就任時には私も彼の采配が心配でした。
お話からは彼には独特の方法論があり、
それが現実に適用された時に、
チームにいい影響を与えるのだろうかと思っていました。
でも、私の考えは間違いでしたね。
彼の手腕がチームをペナントへと導いた訳です。
ところで、前出の歴戦の稲葉選手、
今夜初めて教えられたんですが、
ヤクルト 野村克也監督
ヤクルト 若松勉監督
日本ハム トレイ・ヒルマン監督
日本ハム 梨田昌孝監督
日本ハム 栗山英樹監督
稲葉選手は彼ら5監督の指揮下で選手だった訳ですが、
全ての監督が、優勝、胴上げされているんですよね。
たとえば、阪神の金本選手や、
ソフトバンクの内川選手、
巨人の村田選手などは、
優勝したい、優勝争いがしたいという思いが強く、
その可能性がある現在のチームへ移籍したんだと思います。
つまり、どれだけ選手個人が優れていても、
入団したチームの力には偏りがあるんですよね。
選手個人の才能と努力だけでは、
優勝できないのが団体競技の現実であるわけです。
プロ17年、今年は2000本安打、
1000打点、400二塁打、250本塁打を達成。
野球の実力に加え、
リーダーシップもある彼だからこそ、
5人の監督全てを胴上げできたのは間違いないんですが、
とんでもなく凄いことですよね。
(彼も胴上げされていますが)
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一夜遅れとなりましたが、日本ハムファイターズ優勝。 ~栗山監督・稲葉選手~
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