今夜は恒例のメンテナンスだそうですから、
皆様方もご注意を。
残念ですねえ。
山中先生の偉業には一点の曇りもないんですが、
これで世間の意識がこの下らない事件のほうへ向いてしまうのが残念です。
加えて、これが日本の恥となったこと、
また何より、この報道に、
期待を膨らませた難病を患われている方々、
そして、その近親者の方々を落胆させたことの罪は
相当重いものと考えます。
こちらでも、山中先生受賞時に、
山中伸弥教授、ノーベル医学・生理学賞受賞! iPS細胞研究の意義
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11374958501.html
このような記事をお書きしていまして、
そして、11日の読売新聞の記事も読んでいて、
さらに他紙もそれを追いかけていたことから、
この6件の臨床例を記事にしようかと思っていたんです。
書き始めてはいたんですが、
少しだけ、気になることがあったので、
その時は止めました。
今日、明日に病気が治ると誤解を与えている部分もあるかもしれないが、実際は5~10年と時間がかかる。
上の記事にも引用させていただきましたが、
受賞時に山中先生がこう仰っていたんですよね。
だとすれば、既に6件もの治療が行われていたとすれば、
それはそこに、ギャンブルのような
何かしらの倫理的問題があったのではないか、
患者が危険にさらされていたのではないか、
少し、そんなことを考えました。
まさか、これほどの嘘八百だとは思いませんでしたが。
(森口氏は1件については事実だとしています)
まず気になるのは、
なぜ森口氏がこのような大々的な虚言を吐いたかですね。
このタイミングでこれを"公表"したからには、
世の中の注目を浴びるのが目的なのは間違いありませんが、
iPS細胞研究に関する事柄では、
あっという間にバレるというもの。
もしかすると、森口氏は本当に、
6件の手術に関わったと思い込んでいたのではないでしょうか?
それぐらいしか思いつきません。
世の中には有名芸能人「私は○○さんの妻」だと
思い込んでいる人もいますし、
最初は本人も嘘だと自覚していても、
やがて、本人の脳の中ではそれが"事実"だと認識されるように。
そんな事なんでしょうかねえ?
あるいは身の回りの誰かに吹聴していて、
引っ込みがつかなくなったとか?
いずれにしても不合理ではありますが。
あとは、なぜ多くのマスコミが騙されたのか?
事象面からいえば、それぞれがハーバード大学なり、
マサチューセッツ総合病院なりへの電話一つで避けられた誤報でした。
情報が入ったのが、
現地にとって深夜であったということだそうですが、
それでも、日本国内で出来ることはあったと思います。
そこに「疑う」という意識が全くなかったことが、
第一の要因であることは間違いありません。
その一方で、森口氏が何者であるか、
興味を抱かずにはいられません。
たとえば、この私が彼と同じように、
壊死した心筋にiPS細胞を注入し、
その患者は回復し、既に社会復帰している
と言ってみたところで、
どのメディアも取り上げてはくれないでしょう。
どこの馬の骨かわからない人物がこんなことを言ったとしても、
誰にも信じてもらえません。
しかし、森口氏は信じてもらえました。
それは彼がマスコミにとって、
馬の骨ではなかったということなのでしょう。
彼の元々の専門は看護学だということですが、
興味深い人物ではあると思います。
各論文における名義貸しにしても、
それぞれの教授たちは、その時信用したんですから。
まあ、今回もマスコミの程度の低さを思い知る一件でした。
テレビ、新聞などでも、誰それがこんなことを言ったとか
そういう報道が記事の軸になっているものばかりのような気がします。
たとえば、今もまだある震災がれきの各自治体での焼却について、
各地で反対運動が起こりましたが、
なぜ、ジャーナリストたちは自ら、
簡易的ではない精度の高い線量計で、
がれきの放射線量を計測しようとしなかったのでしょうか?
また、オスプレイの問題、現実には
CH-46(シーナイト)とMV-22(オスプレイ)の二択
であり、それぞれの人員や物資の搬送能力、
一定の人員、物資を運ぶのに必要な飛行回数とその騒音、
そこに事故率と機体の経年劣化を加味して、
現地にとって本当に負担が大きいのはどちらなのか、
危険性が高いのはどちらなのか、
それら客観的データを中途半端にしか示さず、
現地の反対の声ばかりを報じています。
○○党の××幹事長は・・・・・と発言
とだけ報じているようでは、
それぞれのジャーナリストたちは、
それらのメッセンジャーに過ぎません。
そこにジャーナリズムは存在しないでしょう。
皆様方もご注意を。
残念ですねえ。
山中先生の偉業には一点の曇りもないんですが、
これで世間の意識がこの下らない事件のほうへ向いてしまうのが残念です。
加えて、これが日本の恥となったこと、
また何より、この報道に、
期待を膨らませた難病を患われている方々、
そして、その近親者の方々を落胆させたことの罪は
相当重いものと考えます。
こちらでも、山中先生受賞時に、
山中伸弥教授、ノーベル医学・生理学賞受賞! iPS細胞研究の意義
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11374958501.html
このような記事をお書きしていまして、
そして、11日の読売新聞の記事も読んでいて、
さらに他紙もそれを追いかけていたことから、
この6件の臨床例を記事にしようかと思っていたんです。
書き始めてはいたんですが、
少しだけ、気になることがあったので、
その時は止めました。
今日、明日に病気が治ると誤解を与えている部分もあるかもしれないが、実際は5~10年と時間がかかる。
上の記事にも引用させていただきましたが、
受賞時に山中先生がこう仰っていたんですよね。
だとすれば、既に6件もの治療が行われていたとすれば、
それはそこに、ギャンブルのような
何かしらの倫理的問題があったのではないか、
患者が危険にさらされていたのではないか、
少し、そんなことを考えました。
まさか、これほどの嘘八百だとは思いませんでしたが。
(森口氏は1件については事実だとしています)
まず気になるのは、
なぜ森口氏がこのような大々的な虚言を吐いたかですね。
このタイミングでこれを"公表"したからには、
世の中の注目を浴びるのが目的なのは間違いありませんが、
iPS細胞研究に関する事柄では、
あっという間にバレるというもの。
もしかすると、森口氏は本当に、
6件の手術に関わったと思い込んでいたのではないでしょうか?
それぐらいしか思いつきません。
世の中には有名芸能人「私は○○さんの妻」だと
思い込んでいる人もいますし、
最初は本人も嘘だと自覚していても、
やがて、本人の脳の中ではそれが"事実"だと認識されるように。
そんな事なんでしょうかねえ?
あるいは身の回りの誰かに吹聴していて、
引っ込みがつかなくなったとか?
いずれにしても不合理ではありますが。
あとは、なぜ多くのマスコミが騙されたのか?
事象面からいえば、それぞれがハーバード大学なり、
マサチューセッツ総合病院なりへの電話一つで避けられた誤報でした。
情報が入ったのが、
現地にとって深夜であったということだそうですが、
それでも、日本国内で出来ることはあったと思います。
そこに「疑う」という意識が全くなかったことが、
第一の要因であることは間違いありません。
その一方で、森口氏が何者であるか、
興味を抱かずにはいられません。
たとえば、この私が彼と同じように、
壊死した心筋にiPS細胞を注入し、
その患者は回復し、既に社会復帰している
と言ってみたところで、
どのメディアも取り上げてはくれないでしょう。
どこの馬の骨かわからない人物がこんなことを言ったとしても、
誰にも信じてもらえません。
しかし、森口氏は信じてもらえました。
それは彼がマスコミにとって、
馬の骨ではなかったということなのでしょう。
彼の元々の専門は看護学だということですが、
興味深い人物ではあると思います。
各論文における名義貸しにしても、
それぞれの教授たちは、その時信用したんですから。
まあ、今回もマスコミの程度の低さを思い知る一件でした。
テレビ、新聞などでも、誰それがこんなことを言ったとか
そういう報道が記事の軸になっているものばかりのような気がします。
たとえば、今もまだある震災がれきの各自治体での焼却について、
各地で反対運動が起こりましたが、
なぜ、ジャーナリストたちは自ら、
簡易的ではない精度の高い線量計で、
がれきの放射線量を計測しようとしなかったのでしょうか?
また、オスプレイの問題、現実には
CH-46(シーナイト)とMV-22(オスプレイ)の二択
であり、それぞれの人員や物資の搬送能力、
一定の人員、物資を運ぶのに必要な飛行回数とその騒音、
そこに事故率と機体の経年劣化を加味して、
現地にとって本当に負担が大きいのはどちらなのか、
危険性が高いのはどちらなのか、
それら客観的データを中途半端にしか示さず、
現地の反対の声ばかりを報じています。
○○党の××幹事長は・・・・・と発言
とだけ報じているようでは、
それぞれのジャーナリストたちは、
それらのメッセンジャーに過ぎません。
そこにジャーナリズムは存在しないでしょう。