ヘンな争いでしたよね。
というか、まだ継続中かも、ですね。
とりあえず、家裁での判決が出たに過ぎないというのが、
原告・高嶋政伸さんの辛いところでしょう。
このままですと、被告・美元さんが控訴しそうということで。
たった30秒程度の法廷だったようで、
判決では、
婚姻関係はもはや修復不可能であり、破綻していると言わざるを得ず、婚姻を継続しがたい重大な事由がある
と、離婚を求める高嶋さんの言い分を認め、
その上で、
婚姻関係破綻の責任が原告にあるとは言えない-
と、責任の所在についても高嶋さんの期待通りのものとなりました。
世間で言われるように、
妻である美元さんが
この裁判で何をしたかったのかがよくわかりませんよね。
夫婦の関係が破綻していないということをアピールしているかと思えば、
不仲だと思われるような証拠を提出してみたり。
代理人である弁護士としては、
どういう方針だったんでしょうか?
話を聞いている限りでは、
何が何だかよくわかりません。
だいたい、離婚する、離婚しないでもめていても、
調停で話は終わることが多く、
裁判になることは少ないと思います。
こうなると、裁判所の判断としては、
婚姻を継続し難い重大な事由
が存在しているかどうか、
婚姻関係が既に破綻している
という事実があるかという点になるのでしょう。
前者においては、高嶋さんの心身に影響が出るほどであり、
婚姻関係を継続することが困難であることを示しています。
また、2年3ヶ月という別居期間は、
過去の裁判例からは短いとされるそうですが、
同居期間も2年足らずと短いので、
この婚姻関係が事実上破綻しているというのは、
誰の目から見ても、そのとおりなのでしょう。
法律を離れましても、
もしも、判決が美元さんの期待通りのものだったとしましても、
高嶋さんがまた彼女と暮らせるはずはありませんし、
それは調停の段階で理解出来たと思うんですが…。
そう理屈どおりにはいかなのが、
情念でしょうか?
何かの打算でなければいいのですが。
結婚していない私がお書きするのもアレですが、
今現在よりも幸せになろうとするのが結婚であるとすれば、
離婚も、現在よりも幸せになろうという区切りなんだと思います。
この場合も、お二人それぞれが、
今よりも少しでも幸せになれるように
スタートされるのがベストだと思うんですが、
まだまだ争いは続くのかもしれませんね。
泥沼に両足を突っ込んで殴り合っている時点で、
幸せだった頃の夫婦に戻れるはずがないことなど、
わかりそうなものなんですけれど。
そうなると、幸せだの、愛情だのなんだのと、
それ以外の部分に離婚したくない理由があるのではないか、
そう考えずにはいられなくなる訳です。
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高嶋政伸さんと美元さんの離婚を巡る争いは高嶋さんの勝利。「婚姻関係はもはや修復不可能」
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