3年前に覚醒剤取締法違反の罪で懲役1年6月、
執行猶予3年の判決を受けた酒井法子さんが
24日に復帰会見を行いました。
前日に執行猶予期間の終了していたようですね。
ネット上はそういう場になりがちとはいえ、
「芸能界は甘い」とか「犯罪者を甘やかすな」など、
否定的な意見が多く見られます。
ただ、彼女は犯罪を犯しましたが、
既に執行猶予期間を満了しています。
彼女は私たちと変わらない権利を有しているわけで、
当然、憲法で保障されている職業選択の自由も、
その中に含まれます。
そもそも、刑期を終えた元受刑者や、
執行猶予期間を終えた人に
芸能界の仕事をさせてはいけないという理屈がよくわかりません。
むしろ、そういう人を一員として迎え入れるのも、
社会の役割ではないかと思います。
そして、彼女も生活していかねばなりません。
借財は億単位とも聞きます。
お子さんもいらっしゃいます。
幸運なことに、彼女にはお芝居のお仕事のお話があり、
彼女自身、それに乗り気であるならば、
たいへん結構なことではないのではないでしょうか。
ただし、それも需要があったればこその世界の芸能界なので、
今後のお仕事についてはわかりません。
感情だけはどうしようもありません。
一般市民の感情面で彼女の活動を認められない、
絶対に彼女をテレビで見たくないという人はいるでしょうから、
それらの数や行動が関わってくるだろうと思います。
彼女のファンはどういう感情なのでしょうか?
私自身はただの傍観者に過ぎないんですが、
10年以上前に、ある歌い手さんが彼女と同じ罪を犯した時に、
私は好きだった彼の歌を聞かなくなりました。
感情として、彼の歌を聴けなくなりました。
執行猶予期間を終えた後も、
しばらくは聞けずにいました。
当面、酒井さんご出演の作品を、
(能動的に観劇する)舞台など以外で見ることはないでしょうけれど、
彼女のファン、あるいはファンだった方々は、
この復帰会見をどのようにご覧になったのでしょうか?
言わされたように聞こえるものの、
「マンモスうれピーです」はどのように受け止められたのでしょうか?
損得でいえば、これは損であるようにも思うんですが。
他の犯罪よりも再犯率が高いとされる違法薬物の使用ですから、
色眼鏡で見られるのも当然かもしれません。
でも、その中でも見せられるものを見せていけば、
時間がかかっても、
彼女を特別視しない時が来ると思います。
そのためには、二度と同じ過ちは犯してはなりません。
再び彼女を「お客さん」にしようとする輩が
また近づいてくることでしょう。
それを拒絶し続けなければなりません。
私には違法脱法薬物の使用経験がありませんので、
その誘惑がどういうものかはわかりませんが、
酒井法子さんを応援したいという人も多いはずです。
彼らが見たいのは、
それらに打ち勝った彼女であろうかと思います。
執行猶予期間が終了する瞬間について、
息子も起きていてくれて、あとは今まで支えてくれたお友達と電話でお話しながらその時を迎えました
と彼女は仰っています。
お子さんやそういったご友人が望む姿を、
見せていってほしいと思います。
以下はフルサイズです。
酒井法子さんが織田信長妹・市を演じる舞台、
「碧空の狂詩曲~お市の方外伝~」と、
その後の復帰ためのものです。
その中で彼女が質問に答えています。
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酒井法子さん復帰会見 -動画付き- ~お子さんや支援者が見たい彼女の姿を見せ続けられるならば~
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