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大きな余震ですか。これがペア地震ではないとすれば…。やはり大地震対策に選択の余地はないのか。

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今のところ、人命が失われたという報道は聞こえてきてこないので、
とりあえず、そこのところだけは。


地震学の都司嘉宣先生が気になることを仰っていたので、
そこから少しだけ調べてみました。

この余震は、3.11の対になる地震にしては小さすぎる、
というのです。
あの時の本震は逆断層型でM9、
そして、今回の余震は正断層型でM7.3、
規模にするとあの時の200分の1程度、だと。


今回の余震はアウターライズ地震だとされます。
これは海溝の外側の盛り上がった地形で発生する地震で、
陸地から遠い震源のため、
陸地で感じる揺れよりも津波が大きくなる傾向があるようです。

今年の4月11日、インドネシア沖でM8.6の大地震がありました。
これは2004年にその内側でM9.1の

ペア地震

だと言われています。
日本では1896年、三陸沖でM8クラスの大地震が発生、
この明治三陸地震の対となる地震が起こったのが、
その37年後、1933年の昭和三陸地震です。

もしも、3.11の大地震の対となる地震が来るとしても、
もっと大規模なものであり、
少なくとも今回のものではなく、
それがいつなのか、わからないんですね。

しかし、人は生活していかねばならず、
経済活動を含めた生活を可能にするためには、
その備えをしなければなりません。
公共事業を増やすということで、
「高速道路」ばかり挙げて批判している声、
「ダムは要らない」と議論を矮小化する声が聞こえてきますが、
大災害に遭ったなら、諦めて死ねといわばかりの政治家、
政党に票を投じることは出来ません。

東海・東南海・南海連動型地震の事もあります。
被災地においては復興と防災はひと繋がりの部分も多いでしょう。

どこが政権を握ろうとも、
備えるべき災害には備えておかなければ。


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