理性的には、どちらも、まあ仕方がないか、
と思っております。
ただ、スマイレージが気になり始めた頃に、
テレビで聞いた歌で、すっ飛んだ音階だったことがあって、
どこか安心したことを憶えています。
下手でポジティブな印象を持ったということは、
私の価値観に変化があったということでしょう。
2009年11月7日、オーストラリアの公正取引局長は、
行われるブリトニー・スピアーズのライブについて、
ライブとは生の歌声を聞くという意味だということをはっきりさせておきたい。観客は200豪ドル(当時約1万6500円)も払うのだから、プロモーションビデオ以上のものを楽しむ権利があると思う。
とコメントしました。
でも、いわゆる狭義の外タレになりますと、
口パクである確率が高くなるでしょう。
もしも、口パクが駄目になりますと、
あの人のパフォーマンスも、
この人のパフォーマンスも否定しなければならなくなります。
PVはどうなんだ、とか。
ただ、口パクならば、
それと気付かれないための努力はしてきて欲しいんですよね。
ぱっと見でわかるようでは、
興醒めする人も増えそうですので。
FNS歌謡祭でも、ちょっとはっきりとわかる口パクが目立ちました。
それもパフォーマンスの一部であるなら、
その稽古もしておかなければならないと考えます。
ゴールデンボンバー 鬼龍院翔オフィシャルブログ「キリショー☆ブログ」
歌について
http://ameblo.jp/kiryu-in/entry2-11410129689.html
ここで鬼龍院翔さんが喉の問題のため、
休養に入られることについて書かれています。
この中で、
歌を口パクにすることも真剣に考えました。
でも、やっぱりその判断はできませんでした。
今まで歌が歌えていたのに歌えていないという焦りやストレスもついて回るでしょうし、
恐らく僕は隠しきれず、いっそ報告てしまうと思います。
そうするなら、まだ不安定でも、生の声を届けた方が僕は良いと思いました。
歌までエアーでは、ライブで人の心を動かせないと思いました。(原文ママ)
と述べておられます。
カッコイイですよね。
音楽性を含めて、
ただ馬鹿騒ぎしているだけの人ではないと思います。
自分たちが何を見せるべきなのか、
そのあたりが明確なのでしょう。
さて、11年前にデビューした女の子バンド、ZONE。
彼女たちは元々、楽器は弾いていませんでしたよね。
特にそれを隠しているという風ではなく、
それも一つのウリだったように思います。
まだ、エアバンドという言葉がない時代、
その魁だったのかもしれませんね。
(イモ欽トリオのほうが先?)
たしか、当時彼女たちについてファンキー末吉さんがラジオで、
「あの子たち、だんだん当て振りが上手くなってる」
というようなことを仰っていたと思います。
「実は楽器、弾けるのかも」
とも。
実際にやがて彼女たちは演奏するようになったそうですが、
テレビでバンドなどが楽器を演奏する場合の多くは、
当て振りだとされていて、
じゃあ、当て振りとエアバンドとの違いはなんだ、
となりますと、「実際には弾いていない」ということを、
予め断っているかどうか、
そして、それ自体をウリにしているかどうかでしょうか。
これも(口パク以上に)仕方ない部分があります。
ただ、ギターならギターで、
それをウリにしているアーティストなら、
やっぱり実際に弾いていて欲しいと思いますし、
それが新曲でないなら、尚のことです。
出来ないならともかく、
ファンや視聴者が期待している演奏が技術的に可能であるなら、
実際に音を出して演奏した方がいいと思うんですけどねえ。
↧
口パク、当て振り、どう思われますか?
↧