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第63回紅白歌合戦 感想など

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遅ればせながら、大晦日の紅白歌合戦のお話を。

目を惹いたのはベテラン勢でした。
格別だと感じたのは、
美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」。
事前に衣装などはお楽しみと仰っていましたが、
髪まで黒で、舞台もピンスポでセットも用いず、
その存在のみでの最高のパフォーマンスでした。

特別枠での出演となったMISIAさんは
ナミビアのナミブ砂漠からでした。
「Everything~明日へ」の歌唱にも感動しましたが、
あれをどうやって撮影、集音したんだろうかと思ってしまいました。
以前、中島みゆきさんが黒部のトンネルの中から、
というものがありましたけれど、
あの時も技術的にどのように音を拾っているかが気になりました。
もしも、みゆきさんが歌を間違えなければ、
口パクだと思っていた事でしょう。
ナミブからの中継では、
きっと黒部とは比べものにならないお金がかかっているんでしょうね。

矢沢永吉さんも特別枠。
事前のアナウンスとは違い
「IT'S UP TO YOU!」だけだったのが残念でしたが、
彼が今でもファンを離さない理由がわかったような気がします。
彼のマイクがたくさんのノイズを拾っていましたが、
それも彼のパフォーマンスの一部として
楽しむ事が出来ました。
バックの豪華な面々にも驚かされましたね。

北島三郎さんは「風説ながれ旅」。
昔、歌唱中に彼の口に紙吹雪が入るという事故がありましたけれど、
今回もその時かその時以上の紙吹雪でした。
紙吹雪を降らせる時には、
だいたい演者の立ち位置とは奥行をずらすものだと思うんですが、
今回はかなりの量が彼の位置や前に降っていましたね。
あれはNHKが意図的にそうしていたのでしょう。
それにしても、今回は紙吹雪だらけだったように思います。
坂本冬美さんの「夜桜お七」では赤い紙吹雪が、
いきものがかり 「風が吹いている」では、
金だったでしょうか。形も長方形でしたね。

ゴールデンボンバーは相変わらず、
エアバンドながら、途中から楽器を弾いているフリもせず。
何かをやらかすようなことはありませんでしたが、
ステージ上、客席中の「樽美酒お面」には楽しませてもらいました。

和田アキ子さんのバックには森光子さんと中村勘三郎さんの姿が。
勘三郎さんが森光子さんを負ぶっている映像なんてあったんですね。
和田さんは涙をこらえての歌唱でした。
どうやら、リハーサルでは涙されていたそうです。

今回は特にJ-POP色が強くなりましたけれど、
特に印象に残るのはベテランが多かったです。

若いところでは、きゃりーぱみゅぱみゅさんと、
細川たかしさんの時の
ダンサーとしての活躍を含めてのももクロでしょうか。

あと、これも毎年注目している舞台美術については、
年々、スクリーンにその比重がかけられているように思いました。
今回は階段にも、柱にも様々な映像が映されました。
特にそれが生きたのはPerfumeですか。
そういえば、嵐の時にはCGが用いられ、
あれは現場の観客には見えていないんですよね。
そういう点では賛同しかねる私です。


商業音楽を聞き続ける限り、
私にとっては見なくてはならない紅白歌合戦。
今回の感想は以上です。



ねてしてタペ


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