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十二代目市川團十郎さんの葬儀 営まれる ~辞世の句~

昨夜までの目がテンの続きは
明晩にアップします。
最後のものはあまり意味を感じませんでしたけれど。



市川團十郎さんの葬儀がありました。
私はまだその映像を見られていないんですけれど、
なんでも、辞世の句が紹介されたとか。

色は空 空は色との 時なき世へ

海老蔵さんによりますと、
團十郎さんのPCの中にあった句で、
海老蔵さんは

いろはそら そらはいろとの ときなきよへ

と読み上げられたそうです。
ただ、どのように読ませるつもりで故人が詠まれたものか、
それは永遠にわからないのでしょう。

「いろ」「そら」なのかもしれませんし、
般若心経に「色即是空 空即是色」があることから、
「しき」「くう」なのかもしれません。
葬儀は神道でしたけれど。

両方の意味が込められているかもしれませんし、
そういう点でもいろいろと考えさせられる句だと思います。

これは昨年12月に詠まれたものらしく、
その時期を知り、海老蔵さんは

初めてそれを見たときに、自分の最期を悟っていたんだなと思った。気づかなかった。申し訳ない思いでいっぱいです

と話されました。


色即是空、空即是色。

「色」は宇宙のあらゆる有形物。
「空」は、虚ろにて無形。
「色」は「空」
「空」は「色」

ちょうど、この日は私の父の命日で、
私も実家に行っていました。

そして、ここへ帰ってくる電車の中で、
また、この歌を思い出していました。

有漏路より無漏路に帰る一休み 雨ふらば降れ風ふかば吹け

一休宗純の歌です。



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ねてしてタペ





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