このブログで度々名前を出している番組、
「特命リサーチ200X」では、
ダウジングも扱われていました。
私はこの番組が終わってしまってとりわけ残念なのが
特にこのダウジングと気功の考察でありました。
湯川学准教授は
人間の体幹と片腕を模したこの道具で
一見何も力を加えてはいないのに、
振り子が運動する様子を見せます。
それはあの彼女の体の振動を再現したものでした。
これは第三者から見て、
「力を加えていない」と見えるだけではなく、
この振り子を手にしている本人も、
力を加えてはいないと認識している場合があります。
人間は自分の体の全てを意識して動かしている訳ではありません。
無意識に動かすこともあります。
その一つが
不覚筋動
と呼ばれるものです。
たとえば、子供の頃に試された方もいらっしゃると思いますが、
手を組み、両方の人差し指を立てて、
その隙間を1cm程度開けます。
その隙間をずっと見つめていると、
隙間は狭くなっていくことでしょう。
ただ見ているだけなのに。
ダウジングではこのようなL字型のロッド、
Y字型の木の枝、
今回のような振り子を用います。
歴史的には水脈や鉱脈を探査する時に利用された手法で、
失せ物などの捜し物など、
未知の知識を得るために利用されてきました。
日本では空海が"杖"によるダウジングで発見したとされる
温泉や井戸が多数あるとされています。
ただ、実際に探索者が"それ"について「未知」であると、
その成功率は低いものとなるようです。
逆に"それ"が探索者の予備知識としてあったなら、
ロッドや振り子は運動を始める確率が高くなります。
それを説明するのが「不覚筋動」で、
パン屋のおじさんがイヌの死体を処分した可能性に気付いていて、
ダウジングを行うと、その場所へと導いてくれるかもしれません。
もちろん、導いているのは、
振り子というよりも、彼女自身の体、
潜在意識だったということになります。
今回の事件解決のために、
湯川准教授は振り子に殺人犯の名前を尋ねさせました。
これは岸谷警部補が嘆息したようにほぼ、
こっくりさん
と同じ手法です。
コインなどが使用され、
また、複数の人間が参加することも多いこっくりさんですが、
これも不覚筋動で説明が出来ます。
この事件では、公園での出来事以外にも、
おじさんの足の異変に気付いていて、
それらの意識が振り子を動かしたのでしょう。
そう指摘した上で、
湯川准教授は
僕はダウジングを否定したつもりはない
と言っています。
その理由について、
ダウジングは立証も出来なければ反証も出来ない。
つまり、今回の一件だけでインチキと決めつけることは出来ない。
と説明。
では、実験してみてはと思うんですが、
現実の世界でも、
真面目に研究している人はいないかもしれません。
"不覚筋動"という言葉をテレビで聞くのは
「特命リサーチ200X」以来でした。
この番組では、塩化ビニールのパイプの一部に水を入れ、
被験者たちにロッドを持たせてダウジングをさせていました。
その中には、水の入ったパイプの上で
ロッドが開く者がいたりして、
結構面白かったんですが、
それが果たして偶然がもたらす確率よりも高かったのかどうか、
記憶が定かではありません。
番組としては検証を続けるというような雰囲気でしたけれど。
こんな実験、誰か大真面目に実施してもらえないものでしょうか?
社会的にも「不覚筋動」の知識を一般的にすることは、
とても有意義だと思うんですけれど。
マッスルリーディングなどを悪用する輩も、
絶えずこの世には居続けることでしょうから。
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