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ホンマでっか!?TVで警告されたカルバペネム耐性腸内細菌(CRE)

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CREが生まれてしまったという記事は読んでいたんですが、
その後、感染が拡大していたんですね。

国立感染症研究所の3月8日付、
一般向けの文書で見てみましょう。

米国CDCが警告を発したカルバペネム耐性腸内細菌(CRE)に関するQ&A
http://www.nih.go.jp/niid/ja/drug-resistance-bacteria-m/3306-carbapenem-qa.html

カルバペネム系抗菌薬は最後の切り札的抗菌薬のようです。
多くの細菌に対して効果が見込めますが、
そのカルバペネム系に対し、
耐性を獲得している腸内細菌が問題となっています。
そしてこのカルバペネム耐性腸内細菌(CRE)は
他の系統の薬剤に対しても
多剤耐性の性質を獲得していることが多く、
感染者に対する治療を難しくしています。
CREは肺炎や尿路感染症などの原因となる場合が多く、
膀胱や血液などに到達し感染症を引き起こした場合は、
最大で患者の50%が命を落とすとされています。

健康体であるなら、特に注意が必要な事項はなく、
ただし、海外から帰国した後に体調不良などで
医師の診察を受ける際には、
海外渡航後であることを申告すべきです。
家族にCRE感染者がいた場合、
他の家族が何らかの抗生物質等を処方されているならば、
医師に相談しなければなりません。
予防策として、CRE感染者の喀痰や便などの処置や処理の際には、
手袋を使用して、石けんで手指を洗えば問題ありません。


ということのようです。
これまでと同じように、元気な人であれば、
特に問題はないようですが、
病中などで体力低下している場合に、
問題となるようです。

アメリカでは170万人が感染し、
既に10万人近くが亡くなっています。
日本でもそれは確認されていて、
その蔓延を食い止める必要があるとされています。


問題の根源はやはり、
抗生物質の乱用にあるんでしょうね。
おおたわ史絵先生は

風邪の場合は、黄色い鼻水が出てから

抗生物質を処方すると話されていました。
基本的には風邪に抗生物質は効かないんですよね。
でも、風邪と診察され、
処方箋には抗生物質が含まれています。。
細菌性の二次感染がある場合には、
それは有効となのでしょうけれど、
何はともあれ、抗生物質を処方してしまう傾向にあるようです。
もちろん、それは私たちにも責任があって、
咳や鼻水で内科の診察を受け、
「風邪のようです」と医師は診断し、
それだけで帰らされることに不満を訴える患者、
その姿勢が耐性菌を生み出す原因ともなります。

耐性菌の問題では、

サイエンスZERO 「多剤耐性菌 NDM-1の脅威」
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-10708437083.html

など、既にのべ4回記事にしてきていますが、
このいたちごっこをなんとかしないと、
もういたちごっこにもならない事態になっているのかもしれませんし。








ねてしてタペ


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