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こちらから続いております。
バージニア大学・知覚研究室、
その創設者であるイアン・スティーヴンソン博士は
生まれ変わり現象を50年間にわたり研究、
7年前に亡くなりました。
彼は前世の記憶について研究した
初めての研究者として知られています。
彼が生まれ変わり現象の調査として行ったのは、
世界各地の前世の記憶を持つという
子供に対する聞き取りが基本でした。
その研究を引き継いだのがジム・タッカー博士。
研究室が収集した前世の記憶は2500件以上、
それら事例の多くには共通点が見られるようです。
前世の記憶を話し始めるのは
幼い頃だということ、
その平均年齢は生後35ヵ月、2~3歳の頃。
そしてそのほとんどが6~7歳で話すことをやめています。
また、前世の記憶を持つ子には
知能テストのスコアが高い傾向があります。
南極を除く全ての大陸で聞き取り調査をしてきた中に、
日本のものもあります。
その少年は地球儀を指さし、
「イギリスのエジンバラに住んでいた」
と言ったそうです。
その彼は現在13歳、
前世の記憶を話していたのは3~7歳、
現在の彼は数学を得意とし、
全国でも有数の進学校に通っています。
彼自身は、以前の自分が前世の記憶を話していたことを
全く憶えていないといいます。
なぜ、そんなことを言ったのか、
逆にそれが気になるとも。
彼自身にその記憶はないのかもしれませんが、
彼の母親の育児日記に、
その内容が記録してありました。
彼が3歳の時、ある晩、寝かしつけている時に
「にんにくをむきたい」と言いだし、
翌日、にんにくを用意したところ、
「足りない」と言い、
「もっとむきたい、もっとむきたい」と言って、
最終的には籠がいっぱいになるほど
にんにくをむいたようです。
なぜ、そんなににんにくをむきたいのかを尋ねると、
「前のときにお料理屋さんの子供で
したことがあるから、にんにくむきたい」
という説明でした。
そして、ある日、
地球儀のイギリスの上方を指さし、
「この辺に住んでいた」と、
「エジンバラ」だと。
イギリスのことをしきりに話すので、
なぜそんなにイギリスのことを話すのかと訊くと、
「イギリスのお母さんに会いたい」と言って泣いています。
アメリカ・コーネル大学、人間の記憶を専門に研究している
発達心理学のスティーブン・セシ博士は
子供ならではの記憶のメカニズムで、
前世の記憶は説明できると言っています。
彼は約100人の子供で実験を行いました。
あなたはねずみ取りに挟まって病院に行った。
これは本当?
母親が子供にそう尋ねます。
この少年の家にねずみ取りはありません。
だからあり得ないことで、
少年もそれを否定します。
しかし、また同じことを尋ね、
これを繰り返していくと、
うん、そうだよ
と肯定し始め、
「ねずみ取りはどこにあるの?」と質問すると、
家の地下室にあるよ。
地下室に行って「パパお昼が食べたい」って言って
それからねずみ取りに挟まったの
と、具体的な"記憶"を話しました。
これは彼が嘘をついている訳ではないんです。
子供は生まれて2年間くらいは
"幼児期健忘"と呼ばれる時期に当たり、
詳細な記憶を持てません。
そして、その後徐々に記憶を形成していくことになります。
その頃、同じ話を何度も聞くと
それを実際に経験したと思い込むのです
セシ博士は、この子供ならでは「偽りの記憶」が
前世の記憶だと考えています。
親は子供にどんな話をしたのか、
どんなテレビ番組を見せたのか
意外なほど忘れてしまっています。
そして子供は様々な記憶を混同します。
それが前世の記憶なのでしょう
しかし、これではどうしても説明できない事例があります。
バージニア大学・知覚研究室が調査したその事例。
アメリカ・オクラホマ州。
その少年は現在9歳。
1年前まで前世の記憶を話していたそうです。
母親は話します。
ある夜、彼を寝かしつけていると、
「実は僕は、昔は別の人間だったんだ」
と話し始めたのです。
「ハリウッドに、住みニューヨークで踊った」
「事務所を経営していた」と言いました
母親は息子が話した話を詳細に記録していました。
・母親は癖毛だった
・結婚して養女がいた
・住所に"ロック"か"マウント"が入っていた
・プール付の大きな家に住んでいた
・ファイブ上院議員に会った
彼女が書き記した記録には、
具体的な記憶の内容が書かれていました。
その人物は実在するのか?
彼女はそれを知るために
ハリウッドの様々な資料を息子に何ヶ月間も見せて、
一冊のあるページを開いたところで
彼は興奮し
ママやったね。僕を見つけたよ
と言い、その写真を指さし、
これが僕だよ
と言ったそうです。
彼が指さしたのはある映画のエキストラでした。
1930年代の映画界にいたこの名もなき男は誰なのか、
調査は困難を極めましたが、
調査開始から半年後、
ハリウッドの図書館でその人物が特定されます。
少年が指さしたものと同じ写真が見つかり、
そこには名前が記されていたんです。
男の名前はマーティ・マーティン。
1964年に亡くなっています。
彼の人生を辿ると、
ニューヨークで踊っていたこと、
ハリウッドに住んでいたこと、
俳優事務所を経営していたことがわかりました。
少年の"記憶"と一致します。
遺族に話を聞くと、
「母親は癖毛」「養女がいた」ことも判明、
そして住所は「Roxbury」という高級住宅街で、
プール付の豪邸に住んでいた時期がありました。
「ファイブ上院議員」は確認出来ませんでしたが、
「アイブス上院議員」と懇意にしていたのは事実でした。
その他、彼が話した「妻の車は黒」や
「養女のためにイヌを飼った」「煙草のCMに出演した」
「サーフィンを眺めるのが好き」など
全部で54の項目が、少年の前世の記憶と一致しました。
このように前世の記憶の人物が特定された事例は、
世界で35ヶ国に存在しています。
これは強力な証拠です。
生まれ変わりは単なる記憶に頼っているのではなく、
前世とのつながりを示す確かな証拠なのです。
これらの事例を研究していくなかで
我々は確信していきました。
この世界には単なる物理法則を超えるものがあるのだと。
そして、物理世界とは別の空間に
"意識"の要素が存在するのだと。
"意識"は単に脳に植え付けられたものではないのです。
おそらく、宇宙全般を見る際に
全く別の理解が必要になってくるでしょう。
現在の宇宙観は、宇宙を単なる物理的なものとし、
物質的なもの以外は存在しないとしています。
しかし、それらの見方を見直し、
常識とは異なる方法で見る必要があります
タッカー博士はそう話しています。
かつてスティーヴン・ホーキングと共に
ブラックホールの特異点定理を証明した偉大なる天才、
ロジャー・ペンローズ博士(数学・宇宙物理学・理論物理学)と、
医師のスチュワート・ハメロフ博士は
意識の科学
の研究で知られています。
ハメロフ博士はこのような仮説を考えています。
脳で生まれる"意識"は、
この世界のどのような物質よりもさらに小さな存在で、
その"意識"は重力や時間、空間に捉われない性質を持ち、
人間の脳を出入りすることがある、と。
人間が生きている限り、
"意識"は脳の中に収まっています。
しかし、心臓が止まると、
"意識"は宇宙に拡散します。
患者が蘇生した場合、それは体の中に戻り、
臨死体験をしたと言うでしょう。
しかし、患者が蘇生しなければ、
その情報は宇宙の中にあり続けるか、
別の生命体と結びついて
生まれ変わるのかもしれません。
私たちは皆、宇宙を通して
繋がっていると考えられるのです
ハメロフ博士のこの言葉が、
現実の私たちが知る世界で起きていることを
真実として説明できているのかはわかりません。
現実に、彼のこの仮説に反対する人がほとんどです。
私自身もまだこれを肯定する気にはなれません。
願わくば、私が生きているうちに、
もう少し理論の目鼻がついてくれればと思います。
その時、さらに私たちを
驚かせてくれる事実があるかもしれません。
いずれにしても、
疑うこと
が大切です。
他の記事同様、私自身も「事実」のみを
お書き出来ているつもりはありませんし、
もちろん"科学的"というそれも
疑わなくてはなりません。
さて、興が乗ったため4日間をかけて
一つの番組を記事にしてきました。
(昨夜のメンテナンスまでは盛り上がっておりました)
長くお付き合いいただいた方にはお礼申し上げます。
実は、18日に「第2集」が放送されていて、
それは「超能力」がテーマでした。
これはこれでなかなか興味深い内容でしたけれど、
もしもお書きする時には、
もう少し、短くしなければならないようです。
それでは、最後に、この言葉を。
私は自分で説明できないもの全てを
インチキとみなすという
昨今の愚かしい風潮に与することはしない
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