私がアイドルのCDなどを買うようになって、
まだ4年余りなんですけれど、
素晴らしいダンスを見せるアイドルはたくさん存在するものの、
「歌って踊る」となると、
Hello! Projectというブランドが随一であろうかと思います。
モーニング娘。については、
いちおう、さんまさんのラジオを聞いている関係で、
それ以前から、だいたいのところは
認識していました。
その頃、もしもモーニング娘。に少し翳りがあったとすれば、
「ダンスが本格的になっている」からではないか、
私はそんなことを口にしていました。
当時、私がアイドルのCDなどを買わなかったのは、
私の中で「拙さをウリしている」のが
アイドルだと認識していたからで、
あの頃、ファンたちが「プラチナ期」と呼んでいた時代は、
パフォーマンスが優れていたために、
アイドルファンが求めるものとズレがあったのではないかと。
その認識が正しかったのかを確かめる方法はありませんが、
そうであったとしても、
時代は変わったと思います。
アイドル戦国時代と言われ、
またその言葉も古くなりつつあります。
昨年あたりから、各アイドルはそれぞれ、
何を見せるか
が明確になりつつあり、モーニング娘。の場合は
EDM
と略されるエレクトロニック・ダンス・ミュージックと、
フォーメーションダンス
路線を獲得したのでしょう。
EDMの定義は曖昧であり、
以前のモーニング娘。でも見られていましたが、
今のモーニング娘。においては、
「恋愛ハンター」からだとされていて、
その次の「One・Two・Three」から
あるいは、その次の次の「Help me!!」で
フォーメーションダンスがウリになると判断し、
それを前面にして見せようとしたのではないでしょうか。
現在のモーニング娘。'14のセンター、エースといえば、
鞘師里保さんになります。
おそらく、彼女はオーディション合格の時点で、
その候補として期待されていたのでしょう。
メンバーカラーと呼ばれる各自に与えられるイメージカラーでは、
センター、エースが着ける赤となりました。
私は彼女が、現在のモーニング娘。の象徴のように思うんですが、
それはこの「ハロー!プロジェクト モベキマス」名義、
「ブスにならない哲学」からも感じます。
レコーディング時、総勢28人の集団の中で、
見せ場が与えられるのはほんの数人、
その中でも、非常に目立つ位置に立たされています。
これは当然、アップフロントがHello! Project全体でも、
彼女をエース候補として考えていたからでしょう。
現在でも15歳、当時はまだ13歳、
初めてコンサートでステージに立たれてから半年。
当然、彼女も自らの扱いを理解されていたでしょうし、
それはどういうお気持ちだったのかと考えます。
彼女だけではありません。
モーニング娘。とHello! Projectは16年の歴史があります。
タカラヅカ100年とは比ぶべくもありませんが、
自分が関わっていない部分を含めて、
その歴史を背負うという点では共通点があるかと思います。
その時々のメンバーは、
その歴史に対する責任を負ってきた訳で、
過去のメンバー28人、
現在の10人、合わせて38人が繋いできた歴史は軽くありません。
EDM、フォーメーションダンスと、
いろいろと楽しめるモーニング娘。'14ですが、
自分たちが歴史の一部になること、
後の時代へと繋ぐこと、
インタビュー記事などでは、
そんな意識が垣間見えることがあります。
道重さんが24歳で、
以下、19歳から14歳まで。
私がこれぐらいの年齢の時に、
そんなものを背負うことは出来なかったでしょう。
私が最も見るべきだと考えているのは、
そんな彼女たちの覚悟ではないかと思っています。
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