昨夜の関連の話なんですけれど、
月が変われば9日にWindowsXPのサポートが終了となります。
セキュリティソフトの話では、
多くのブランドは、XPのサポートを継続するようですが、
セキュリティソフトはセキュリティ対策の一部に過ぎないんですよね。
私が思う対策の二本柱は、
それぞれの個人のセキュリティに対する意識と、
OSのアップデートです。
セキュリティソフトはそれがあってこそなんですよね。
このうち、OSのアップデートがなされなくなる訳で、
家屋でいえば、基礎に問題(脆弱性)が発見されても、
正確には、今の時点では"それ"は問題でもなんでもなくて、
後に"それ"が問題となることがあります。
必ず、そういう事態になるはずで、
今後はその基礎の問題が修正されない訳で、
そういう時にどうなるのか予想が出来ません。
生物学や医学でいうところのパンデミックが起きる可能性もあります。
XPは優秀なOSとして評価され、
今のPCよりもロースペックでも問題なく利用出来ます。
だからこそ、普及し今も使われ続けているんですが、
これからどういう影響が出るのかが心配です。
「教えて！goo」なんかも酷いですね。
XPのままで使いたいばっかりに、
真っ当な意見を攻撃してみたり。
大阪の企業の46％は「いまだにXPを使っている」──大阪信金調査
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/25/news139.html
その理由の中には、資金面もあるんですが、
それよりも、
XPで不自由しない
という大半の意識のほうが危険だと思います。
このブログの過去31日間のアクセスログを見てみますと、
Windows1500件のうち、227件がXPでした。
Windowsでは15.1％がXPということになります。
これはMac OSの総数よりも多い数ですね。
企業や教育機関ですと、さらに多くなるのでしょう。
マイクロソフトが心変わりをしてくれるのが一番ですが、
それも期待できそうにありません。
マイクロソフトはパンデミックの可能性について、
どう考えているのか、
起こりうる事態はXPだけの問題ではないだけに、
4月10日以降のことが気がかりです。
企業団体からの個人事業主流出は
日々のニュースで見聞きする事件ですが、
流出元がXPだった場合、
個人情報の保護を疎かにしていたと判断されることでしょう。
賠償責任を問われた場合、
確実に責任を負わねばならないことになります。
そうならないうちに、
この問題の重要性に気付いて欲しいと思います。
昨夜お書きしたとおり、
自分のPCの中で活動していたとしても、
それをユーザーが認識出来るとは限らないんです。
PC内の自分自身や他者の個人情報が流出していても、
気づけるとは限りません。
そして、自分にはほぼ無害な場合もあります。
自分には無症状に見えても、
自分のPCが踏み台にされて遠隔操作、
無自覚なまま、犯罪者に愛用のPCが使用され続け、
ネットワーク全体、インターネットに接続している全端末に
多大な迷惑をかけることもあり得ます。
10日以降、日々、XPの脆弱性が明らかになっていくことでしょう。
そういう商売の人がいるんですから。
今後、ユーザーが新しいプログラムを導入するときに、
新しい脆弱性が作られることもあるでしょう。
PCやネットワークの脅威は増え続けることになります。
この問題について
マイクロソフトなどの企業のお金儲けのために騒ぎすぎ、
なんていう意見もありますが、
お金儲けだろうがなんだろうがそれが現実ですので、
私はもっと騒がれていいと思っています。
XP利用者が企業なら、その存続にも関わってくる可能性もあるんですから。
周囲に迷惑をかけつつ倒産することにもありえます。
関係ないんですけれど、いろいろと調べていましたら、
広告のリンクが出てきたのでクリックしたところ、
こんなお店が出てきました。
XP専門店
http://xpsenmon.com/ec/
7をダウングレードしたものなどで、
新品も並んでいますが、
今、XPを売るのは無責任だと思うんですけれど。
一切他のPCと接続しない、
完全なスタンドアローンでのみの使用に限るという
断り書きぐらいは必要でしょう。
最後に、よくわからない
EXE
をダブルクリックしなくても、
ネットワークに繋いでいるだけでもウイルスには感染します。
心掛けだけではどうしようもないこともあるんです。
マイクロソフトが無責任なのは事実だとしても
そう叫んだところで、現実にその危機はやってくるんですから。
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Windows XPサポート終了目前。その後に起こりうるパンデミック -XPの現実を直視すべき-
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