http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11867202272.html
こちらからの続きです。
フラミンゴは6種が記載されていますが、
程度の差はありますが、
体色がピンクやオレンジ、赤系の色をしています。
これはフラミンゴの中でも特に色の濃い
南米や中米に暮らしているベニイロフラミンゴの親子ですが
子供は赤くありません。
フラミンゴの色は餌に由来しています。
藍藻類に含まれるβ-カロテンやカンタキサンチンの色が、
体色となって現れています。
日本中の動物園で見られるフラミンゴですが、
専用の餌の他に、オキアミなどを混ぜて、
フラミンゴの色を維持しているんですね。
フラミンゴの体の色は、健康状態を表しているともされ、
色の濃い個体のほうがよりよくモテることが知られています。
12月、マカディカディ低地のフラミンゴたちにとっては
子育ての季節です。
この時期になると、
フラミンゴたちは天敵を避けるために中州に集合、
そこに巣を作る訳ですが、その巣材は泥。
木の切り株のような円筒形で、
その上の窪みに卵を産みます。
高さは30cmほどあり、これは水位の上昇に備えたもの。
また、泥には水がたくさん含まれていますので、
その気化熱で熱くなりすぎないようになっています。
天敵がいない場所ですので、
1回の産卵でメスが産むのは1つの卵。
抱卵は1ヶ月間行われます。
この低地で産まれる雛は最大の年で3万羽。
まさしくここはフラミンゴの楽園なのかもしれません。
産まれた雛はまだ赤くありませんが、
親からもらう特別な分泌液をもらうことで、
少しずつ赤くなっていきます。
それが通称「フラミンゴミルク」。
この動画では、手前のフラミンゴミルクを
与えていないほうの個体のくちばしから、
赤い液体がしたたり落ちているのが確認出来ます。
親が藍藻などから得た赤い色素を、
雛に与えているんですね。
孵化して10日ほどになると、
少しずつ巣から離れて出歩くようになります。
しかし、灼熱の日光の下、
すぐに親元へと引き返してしまいます。
5月は乾期。
フラミンゴの楽園にフラミンゴはもういません。
ここに雨が降るのは半年後。
乾期になると、多くの動物は水を求めて移動します。
フラミンゴも例外ではありません。
北には水が残っている場所があります。
そこまで30万羽のフラミンゴの大移動となります。
その距離、100km。
親たちは空を飛べるため、
100kmの移動はさほど苦にはならないかもしれませんが、
子供たちはひたすら2本の足で歩いて行くしかありません。
親たちは先に水場まで行き、
食事をしては移動中の我が子の元へと戻り、
フラミンゴミルクを与えて、
また、水辺へと急ぎます。
それを何度も何度も繰り返すのでした。
元々、雛たちが歩いているのは湖でした。
そして、目指す残された水場に近づけば近づくほど、
泥沼は厳しくなっていきます。
小さな体に泥がまとわりつきます。
塩分を大量に含んだ水は粘性が高くなります。
この巨大な泥の重りが、
雛たちの命を奪うことも。
大移動開始から数週間後、
雛たちは目的地に辿り着きます。
6月、大地の乾燥はさらに進み、
残された水場もやがて枯れてしまうでしょう。
しかし、子供たちは自分で空を飛べるようになっていました。
自分の力で次の目的地、
海辺へと辿り着くことでしょう。
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