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国防について現実的な議論を

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ようやく、公明党が文言の国語的表現に工夫した、
工夫することで、自民党の考えを飲む気配となってきました。
集団的自衛権の行使については、
世界中の各国が出来ることになっており、
出来る出来ないが議論になること自体、
実に無駄な時間を費やしているように感じます。


集団的自衛権行使については、
反対派から慎重派、そしてそれぞれ様々な理由があると思います。
その中には、現在示されているそれぞれのケースは
個別的自衛権で対応できるという考えもあり、
それには一定の理解を示しますが、
何から何まで反対という立場の人の考えがわかりません。

集団的自衛権の件を脇に置いても、
国防について、全ての国会議員はどう考えているのでしょうか?
国家、国土、国民の生命と権利が
外国により侵されるという可能性は常にある訳で、
当然、その備えは常になされていなければなりません。
もしも、侵略者が侵略行為を行った場合、
日本はどうすべきでしょうか?

侵略者に日本国憲法第9条を示して、
帰っていただくのでしょうか?


何度もお書きしていますが、
1853年、ペリー提督が率いる米艦隊が浦賀沖に現れ、
当時の日本人を驚かせました。
しかし、以前からオランダ以外の西洋の船が日本周辺に現れており、
開国を求めた船がアメリカから来ることも、
オランダを通じて江戸城などでは知られていました。
それなのに、江戸城ではああだこうだと議論を続け、
とりあえず長崎に行ってもらおうなどという寝ぼけた方針になり、
実際に浦賀沖まで来てしまった黒船に、
大砲を放たれて大騒ぎになる訳です。

幕府は外国船の窓口を長崎と決めていて、
だから、それに従ってもらおうということで、
従うだろうという考えだったようですが、
そんなことはペリーの知ったことではなかった訳です。

現代においても、
侵略者に日本国憲法第9条なんて知ったことではなく、
正確には、それがあるからこそ、
侵略者には好都合となる訳です。

国会議員には、国家、国土、
国民の生命と権利を守る義務があります。
現在、そのための努力は行われているでしょうか?
現在行われている議論が、
そうだとはとても考えられません。

朝鮮半島有事の際にはどうするのか、
尖閣侵略の際にはどうするのか、
それさえ決められてはいないのでしょうから。




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