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ダーウィンが来た!「歌え!踊れ!鳥の師弟 中米コスタリカのマイコドリ」 その2 -動画を少し-

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こちらからの続きです。

http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11885177695.html





師匠と弟子がペアとなって
メスにアピールするオナガセアオマイコドリ。
しかし、オスとして生まれても8年間は弟子入りも出来ません。
その間は誰かの師匠などの先輩たちの歌やダンスを見て覚える、
そして、自分と同じ弟子入り前の若オスたちと
自主練習することになります。
ようやく弟子入りして、師匠の技を学ぶことに。
師匠と組んで歌って踊ります。
しかし、そのペアダンスをメスが気に入ったとしても、
その交尾に弟子は関われません。
交尾するのは師匠のみ。
師匠の側から考えれば、
なぜ、弟子と一緒に歌って踊るのかといえば、
そのほうがメスにモテるからで、
それを邪魔する者には容赦しません。



ペアダンスで惹きつけたメスに
弟子が赤い頭を見せてアピールところ、
それを師匠が蹴り飛ばしています。
弟子は師匠の立場になるまで交尾は出来ないんです。
そうまでして、弟子入りしなければ、
身につけられない高度なダンスが
必要だということになります。
また、意外にも理想的なダンスステージが
限られているというのも要因となっているかもしれません。
真横に伸びた蔓や枝は貴重ですし、
師匠と弟子が歌っていた時に、
最初にメスが止まるのはステージから少し離れた枝です。
その枝とステージの間の見晴らしがよくないといけない訳ですが、
熱帯ですので、草はすぐに繁ってしまいます。
ステージのオーナーである師匠は
その障害となる草などを取り除く手間をかけて、
ステージを守っている訳です。
弟子は弟子で、もしも師匠が死ぬなどした場合、
このステージを受け継ぐことになります。


熱帯雨林の雨期。



メスが巣で抱卵中です。
オナガセアオマイコドリのオスのように、
メスを惹きつけるために多大な時間と労力を割いている種は、
たいていの場合、子育てはメスのみの仕事となっています。
メスの羽毛が地味なのは、
このように周囲の環境に溶け込むため。
逆に派手なオスが近くにいたら、
目立ってしまって子供たちが危険な目に遭ってしまうでしょう。
卵は3g。1円玉3枚分です。



卵が孵れば、半年ほどで雛たちは巣立ちを迎えることになります。




まだ弟子入り出来ていない1羽の若オス。
ステージが留守なので、
ここで踊ろうとしているようです。
そこへ師匠と弟子が帰還。
若オスは慌てて隣の蔓に退避。



師匠と弟子のペアは歌とダンスを始め、
それに惹かれたメスがやってきました。
若オスはそれを見つめています。
そこへ別の若オスが現れ、
師匠はそれを追払いに行きました。
すると、最初の若オスがステージに戻ってきて、
"弟子"と一緒に歌い始めました。
すぐに師匠も戻って来ますが、
今度は追い払いません。



3羽で歌っています。
3羽で上下に飛んでダンスも開始。
若オスにとって、
ベテランの技を間近で体験出来る貴重な機会となりました。
もしかすると、この師匠が特にモテて、
他にも3羽でのダンスをする師匠がモテたならば、
オナガセアオマイコドリは3
羽でダンスする種となるかもしれませんね。
1羽でのダンスよりも2羽の時のほうがモテ始めた時のように。















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