ここ数年、番組内容の迷走に心配していたことが現実となりました。
明石家さんまさんさんが以前仰っていたのは、
「何をしてもいい番組」として
「からくり」という番組名になったということなんですが、
それでも、これは継続されるのであろうという企画が
何の説明もなしに自然消滅というのはどうかと思っていました。
視聴者の視聴意欲の一つに
「これを見たい」というものがあると思うんですけれど、
毎週、何をやっているかわからないような番組では、
視聴者は定着しませんよね。
一時期、必死に「一般人スター」を探していましたね。
ご長寿の方々、ボビー・オロゴンさんもそうですし、
元印刷屋の酒井素樹さん、
子供では"昌平くん"など多数のスターを生んできました。
正月の「さんま玉緒お年玉あんたの夢をかなえたろか」などの
インタビューの場でも探し続けていましたね。
それが見つからなかった、
見つけたと思ってもあまりウケがよくなかったのでしょう。
それよりはるか前、元々「さんまのからくりTV」は30分番組でした。
それが1時間番組になり、TOKIOも毎週2人ずつ出演されていましたね。
たしか「鉄腕DASH」から深夜から日曜19時に上がってくるため、
いわゆる裏被りになるため降板されたと記憶しています。
30分時代から数えると22年ですか。
終わるのは仕方がないですけれど、
ここのところ、そういった企画の迷走に加えて、
さんまさんがあまり楽しそうに見えなかったというか、
この番組の中で、「面白い明石家さんま」が薄れていたようにも思います。
「家族揃って楽しめる番組」がコンセプトだったと思います。
そういう貴重な番組が失われるのは残念ですね。
そういえば、この報道では一部に「打ち切り」という表現も見られます。
そして、それについてさんまさんが激怒されているとか。
なかなか正体の掴めない彼ではあるんですが、
どうも、この種のことで
激しい怒りを顕わにされている姿を想像出来ません。
怒りがあったとしても、
表には出されない方のように思っていますので。
終了が決まった番組、
この後、どういう番組にしていくのでしょうか。
あり得ないとは思いますが、
昔のように、海外のビデオ市場から買ってきたような映像を見て、
早押しクイズをするようなコーナー、
また見たいと思います。
その方が、今よりは視聴率が取れるのではないでしょうか。
それと、後番組ですね。
他局でも長寿番組が終わった後の番組が視聴率の面で苦戦しています。
TBSはこの枠で何をするつもりなのか。
何をするにせよ、じたばたしないで欲しいと思います。
この「からくり」の現状は、
そのじたばたが悪い方に出た結果だと思います。
低視聴率が原因でてこ入れ、あるいはリニューアルして、
いい結果が出たことは少ないです。
ある程度腰を据えて、「面白い」と思って作っているのであれば、
それを続けていただきたいと思います。
心配なのはさんまさんですね。
5~6年ぐらい前から「60歳で引退。特番だけにする」と仰っていて、
それについては月曜の「明石家電視台」で
「もう1年ぐらいしかないから無理」とも仰っていましたけれど、
ここでメインのゴールデンタイムの番組が1つ終わることで、
そちらに考えが傾いたりしないのかなと心配になります。
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「さんまのSUPERからくりTV」9月終了と聞いて、だらだらとした感想…
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