ブラジル対ドイツ、すごいというか、
高校生対プロのような酷い試合になりましたねえ。
「キャプテンのチアゴ・シウバ不在」
「エースのネイマール不在」と戦前からの要素はあるんですが、
それ以上に、気負いからなのか、
大差がついて気が抜けてしまう前から
何でもないパスでさえ、
ミスが出てたりしましたし、
攻撃でも守備でも、個々が単独で行っていた感じですね。
リーダー不在のこの試合、
個々の才能を生かすにも、組織力は大切だと感じた試合でした。
ドイツにセットプレイなどで
「練習してきた形」だろうと想像出来る形を
そのまま実行されていたのも
そのあたりでしょうか。
リーダー不在のこういう状況に対応出来なかった
代表メンバー選出基準にも問題があったことでしょう。
それにしても…、既にバスが20台以上が放火されています。
開幕前から、とにかくブラジルには勝ち続けて欲しいと思っていて、
それは何より、ブラジル国内の治安に対する影響からでした。
先日、ルセフ大統領の支持率が回復していると報じられましたが、
その要因の分析として挙げられていたのが、
「ワールドカップでブラジルが勝っていること」でした。
それで支持率が上昇するというのも理解に苦しむんですが、
ともあれ、開催そのものに問題を抱えるブラジルでも、
代表が勝っているうちは、
と思っていたところ、この準決勝敗退。
しかも、歴史的大敗ですから。
とはいえ、大統領の支持率回復以上に理解出来ないのが、
「代表チームが負けた」という動機で
「バスに放火する」という行為です。
治安悪化は予想されたとはいえ、
それで敗退の事実が消える訳でもなし、
4年後、ブラジル優勝が確約される訳でもありません。
これ以上、ヘンなことにならなければと願います。
さて、前置きが長くなりました。
ワールドカップもトーナメント戦になりますと、
PK戦になる可能性が出てきます。
準々決勝でオランダはPK戦要員のキーパーを入れていて、
延長終了直前に交代させて、
そのまま、その作戦が見事に的中しましたね。
PK戦はサッカーの一部ではあるんですが、
サッカーではないともいえるような
独特のそれ自体が独立したゲームのようでもあります。
PKでは、キッカー側が圧倒的に有利ではあるものの、
キッカーが蹴る時には一定のルールが決められています。
フェイントもそうですね。
蹴るぞ、蹴るぞと見せかけて、
先にキーパーを飛ばしてしまえば、
易々とゴールが可能になりますので。
ただ、走っている時のラインなどでの変化は認められていて、
キック自体のフェイントがNGのようです。
じゃあ、これはどうなんだと。
これは軸足と思われた左足で蹴っていますね。
キーパーは次に出て来る右足で蹴ると思っていますから、
不意を突かれたことになります。
ネイマールのこれはダメでしょう。
元々、この規定は南米ではアリだったそうで、
それでも、これがアリだと、
小学生でもゴール出来そうな気がします。
(2h58m40~)
これもお咎めなしなのでしょう。
事故だということでしょうか。
だとすると、事故を装って倒れ込んでみるのもアリかも?
でも、それでゴールできなければ恥ずかしいですね。
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サッカーPK キーパーが対応出来なかった予想外のキックとは? -動画- …とブラジル大敗
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