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137億年の物語「昆虫繁栄の物語」(2)

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http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11901749726.html

こちらからの続きです。


昆虫の大きな特徴である翅。
この翅、いったいどのようにして獲得されたのでしょうか?
鳥類は爬虫類時代の前肢が進化して翼となったことが知られていますが、
昆虫の翅についてはあまり語られることはありませんでした。
現在の鳥類の他に、一部の哺乳類などが翼を持ちますが、
たいていの場合、歩行などの陸上での能力の一部を犠牲にした上で、
その翼を獲得しています。
しかし、昆虫の場合、歩行能力などにはほとんど影響を与えず、
空を飛ぶことも出来ます。
もともと、水中生活をしていた昆虫の祖先は、
エラ呼吸をしていました。
異説はありますが、現在考えられているのは、
このエラが多くの酸素を得るために大きくなり、
その大きくなったエラが陸上で
翅の元となったのではないかといわれています。

陸上に上がった甲殻類の中からトンボやカゲロウの祖先が出現、
その後、セミやバッタの祖先が出現し、
これらは前者のグループよりも
後者のグループのほうがより進化していると考えられていますが、
それは翅を畳むことで、行動の制限がさらに少なくなり、
狭い場所に逃げ込むなど、
生き残る確率を上げることで出来るようになりました。
また、それらのグルーブの中から、
体に鎧をまとったグループも出現、
柔らかい翅などを新たに獲得した堅い翅で守りました。
その子孫がカブトムシやテントウムシなどの甲虫がそれです。


約2億5千年前、まだ全ての大陸が地続きでした。
それが大陸移動により、
それぞれの地域の環境も変化、
昆虫は自らの姿形を様々に変化させることで、
その環境に適応してきました。



大陸が一つだった頃のこの古代のトンボ、
メガネウラは地球上に出現した最大の昆虫とされています。
翼開長70cm前後、現在の大型のトンボ、オニヤンマが10cmほど、
赤とんぼと呼ばれるアキアカネで3cmぐらいですので、
その巨大さは格別です。
当時の地球は大気中の酸素濃度が高く、
一般に酸素濃度が高いほど生物は大きくなると考えられていますので、
このような大きさになり得たのでしょう。
なお、この頃のゴキブリも
全長が50cmほどもあったのではないかと考えられています。





スペイン、バレンシアのアラーニャ洞窟の岩絵です。
蜂蜜を採取している絵で、
これが描かれたのは今から8000年も昔のこと。
その頃から人間は昆虫と深い繋がりがあったようです。
さらにそれ以前に、元々哺乳類は昆虫などを食べていました。



人類、哺乳類は地上に昆虫が反映していたからこそ、
それを食べて生きてきたという歴史があるんですね。


今回の記事も余計なことをお書きしていますので、
番組の内容どおりではありませんが、
以前にもお書きしましたとおり、
このテレビ東京の番組は特に中学生ぐらいのお子さんにお勧めです。
小学生、大人でも楽しめるかと思います。





素晴らしい内容ではあるものの、分厚く重たく、
私のように電車で持って帰ると大変なこの本が原作で、
宇宙誕生からの137億年間に起きた出来事を取り扱っています。
…が、人間の歴史の話題が多いですね。
時々、今回のような生物の歴史、
宇宙の歴史も扱われます。
ここから夏休みの宿題のテーマが
見えてくるかも、と思います。
放送時間は地域により異なりますが、
関東や関西などは日曜の18時から。
ご出演は「博士」の寺脇康文さん、
「助手」の相内優香さん、
「大家さん」の宮崎美子さんで、池上彰さんの監修です。





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