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盲導犬訓練に関する誤解 ~盲導犬刺傷事件から~

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全盲の男性を補助していた盲導犬のオスカーが何者かに刺された事件では、
その犯行の卑劣さを非難しているのは共通ですが、
その上で多くの意見が出てきています。

なぜ、器物損壊なのか。
法律は動物に対して冷酷ですよね。
盲導犬に限らない話ですが、
1999年に動物愛護法が改正されていて、
この法律を見てみますと、これを適用したところで、
一年以下の懲役又は百万円以下の罰金ということになり、
たいした罪にはならないのでしょう。
各国での状況はどうかと調べようとしたんですが、
よくわからなかったものの、
台湾での事例が見つかりました。



訓練中の盲導犬にサンダルを投げつけ失明させた罪で、
懲役4ヵ月、罰金40万円の判決が昨年に出ていますね。





盲導犬が刺されても吠えなかったことで、
男性が盲導犬の被害に気付かなかったことについても
さすが盲導犬だという声がある一方で、
盲導犬の訓練に、痛みに耐えさせる、
何者かから攻撃されても声を上げないというものがあり、
だから、吠えなかったのだ。それは虐待ではないのか。
虐待ならばやめさせるべきだ、という意見もあります。

それで抗議の電話やメールをする輩がいるらしく、
よく調べもしないで他人様を非難するという行為が信じられません。
しかも、盲導犬を連れている人に対し、
犬が可哀想と言い放つ輩まで出現したとすれば、
その知識は周知されてしかるべきなのかもしれません。
盲導犬の訓練に、そんなものはありません。
イヌは人間と生活することでイヌという種になりました。
イヌと暮らしたことがある方ならおわかりになるかもしれませんが、
イヌは人間と何かをすることが大好きです。
それは遊びであり、仕事にも繋がります。
その境界線は曖昧ですが、
イヌは人間社会の中で仕事を行っているんですね。
盲導犬の場合、それが特殊で
より「仕事」然としていて、
したがって、盲導犬も家に帰れば、
人間に甘えた声を出しているそうです。
おとなしい性格で、人間が好き、人間と一緒にいるのが楽しい、
特に人間を信用する性質のイヌが盲導犬に向いているのでしょう。
盲導犬の訓練には、無意味に吠えないという訓練はあるようですが、
虐待などという表現は全く無縁の訓練であり、
こういう誤った認識は盲導犬を連れている人、
盲導犬の訓練士、盲導犬に対して失礼です。
似たような誤解では、麻薬探知犬がありますね。
薬物漬けにして、禁断症状で違法薬物を見つけさせているとか。
少し考えればそれでイヌが制御できるはずがないことなど、
わかりそうなものですが。
あれも遊びの延長線上でイヌが仕事をしていると考えてよいと思います。

もしもイヌに対する虐待を非難するのであれば、
体の構造から全く異なる人間とイヌの違いを認めようとせず、
イヌをイヌとして扱わず人間扱いしている人はどうでしょうか?
それは私たち人間がイヌ扱いされて
四本足で歩くことを強制されるのと同じです。
人間は人間として扱われなければ不幸で、
イヌはイヌとして扱われなければ不幸です。
人間とイヌの価値観が同じであるはずはありません。
悪質ブリーダーが新しい犬種を生み出そうとして、
無理な交配の結果、障害を持って生まれてくるイヌを
生ませ続けている事実はどうでしょうか?
小型になればなるほどリスクが高くなるといいます。
より小型のイヌを有り難がる風潮はどうでしょうか?
ティーカッププードルがもてはやされて、
それが生まれてくる背景を考えない人間はどうでしょうか?

イヌを虐待している例は他に無数にあろうかと思います。


盲導犬については

https://www.youtube.com/user/SiberianHusky1949/videos

こちらの方のビデオが勉強になります。
盲導犬候補のイヌは生後2ヵ月ぐらいから1歳ぐらいまで
一般家庭で暮らしますが、この方々をパピーウォーカーと呼んでいます。
この方もそのパピーウォーカーの方のようです。


盲導犬への傷害事件について|杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ
http://ameblo.jp/sugimoto-aya/entry-11918276105.html

犬猫の殺処分数を減らすため!ご支援のお願い|杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ
http://ameblo.jp/sugimoto-aya/entry-11917820990.html


ペットショップ|岡本夏生オフィシャルブログ「人生ガチンコすぎるわよ!」
http://ameblo.jp/okamoto-natsuki/entry-11756953994.html


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