中畑監督が続投ということで、
個人的には好きな監督なので嬉しいですね。
謎の継投をしてみたりするので、
采配面は問題視されてはいるんですが、
球団としては、観客も増えていることを評価したのでしょうか。
現役時代「絶好調」を繰り返していたことで知られている中畑監督。
当時のコーチから監督に調子を聞かれた際に
そう答えろと言われたことが始まりとのことですが、
実際、ずっと絶好調であるはずはなく、
絶好調でないことのほうが長かったと思います。
それでも、彼は「絶好調」を繰り返していたんですね。
監督としてのベンチでの彼を見ていますと、
負けている時にも声を出していることがわかります。
チームの状態のよくない時にも、
自らが率先してチームのムードを盛り上げようとしています。
ベンチから声を出せ、というのはどこも言われていることで、
しかし、実際にチーム状態がよくなかったりしますと、
お通夜のようなベンチになりがちです。
勝っているとき、チームの調子がいい時には、
誰だって声を出せます。
しかし、本当に声が必要なのは、
チーム状態の悪い時なんですよね。
調子や状態が悪い時こそ、声を出す、
虚勢や空元気かもしれませんが、
それが悪い時期を短くすることもあるでしょう。
力を生むこともあること思います。
今年の高校野球では夏の全国大会をかけて、
石川県大会の決勝で、星稜高校は最終回で8点差をひっくり返して
甲子園出場を決めました。
8点ビハインドの中で、ベンチの中の選手たちが笑っていて、
それはチームの合言葉「必笑」によるものだそうです。
大逆転そのものよりも、この事実に感動しました。
野球に限らず、虚勢と空元気が必要な時があるんだと、
中畑監督の姿を見ていてそう思います。
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中畑清横浜DeNAベイスターズ監督続投決定
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