モーニング娘。'14のニューシングル、
「TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人」が
オリコンウイークリーチャート2位を獲得しました。
2位でも立派なんですけれど、久しぶりのトップ以外です。
考えてみれば、小田さくらさんにとっては初めてなんですね。
道重さゆみさんの最後のシングルですので、
1位を取らせるものと思っていましたが、
発売日の調整の跡があまり見られませんので、
その努力はあまりしなかったのでしょうか?
道重さんがいなくなった後のメンバーに対するハードルを下げる、
今後の奮起を促すという意味があったり?
個人的にはトリプルA面リードタイトル「TIKI BUN」は、
説教臭が強すぎるように思いました。
まだ女性アイドルなので聞いていられますが、
好みではありませんでしたね。
それでも、このシングルを買ったのは、
「見返り美人」があったからです。
タイトルが発表された段階で、この曲が演歌であること、
そして作曲が弦哲也御大であることが発表されていました。
弦さんの作品は「天城越え」などの名曲がある一方で、
量産型のものも多く、どちらに出るかが不安でしたが、
楽しめるメロディーになっていたのが嬉しかったです。
作品としては、道重さゆみさん以外9人のよる歌唱で、
歌詞の内容は9人の道重さんへの送辞のような感じです。
作詞もつんく♂さんではありませんので、
作詞家の石原信一さんにそのように発注したのでしょう。
歌唱力の粗が目立つ演歌ではありますが、
この曲は9人のユニゾンという形ですので粗は気になりません。
菱川師宣の「見返り美人」を意識したジャケットですね。
このバージョンでは、
上の動画の完全版が収録されているDVDが付属しています。
アイドルグループが演歌を歌う、
そういう演歌があってもいいと思います。
確固たる演歌の定義がある訳ではありません。
もっといろいろな演歌があるべきだと思うんですよね。
以前から、説教と激励と感謝だらけの
今の日本の楽しくない音楽業界を嘆いておりますが、
そういうものが多くないジャンルもあります。
演歌界がそうですね。
演歌には私が求める歌の中の世界があります。
その一方で、演歌界には演歌界の気に入らない部分もあります。
たとえばAという演歌の曲があって、
そして、別の曲Bがあったとします。
Aのイントロを切り出して、Bのイントロと入れ替えたとします。
これでも違和感なく聞けてしまうような、
曲ごとのオリジナリティがメロディにないんですね。
まるで今の国産新車の外観のようです。
酷い時には聞こえてくる新曲の7割ぐらいが取り外し可能な
決まり切ったイントロで始まっています。
なぜ、演歌にはオリジナリティのないメロディが多いのでしょうか?
よく言われるのが
ヨナ抜き音階
で、これは音階4つ目のファと、7つ目のシがないメロディのことで、
雅楽などから使われてきたものですね。
だから、演歌でもよく使われているわけですが。
ただ、ヨナ抜きだからといって、
同じメロディになるはずもなく、
これらは基本的にヨナ抜きであろうかと思います。
演歌でもヨナ抜きで個性的な曲もありますし。
演歌にありがちなメロディー
が好きな人にはそれでいいんでしょうけれど、
そればかりでは納得出来ない私のような人もいるでしょう。
だから、演歌なんか聞かない、と。
おそらく、こういう曲でという発注が作曲家に出ているとは思うんですが、
CDが売れていない現状で、なぜそういう曲を量産するのでしょうか?
テン・リー ついて行きたい
吉幾三 酒よ
吉幾三 雪國
京本政樹 哀しみ色の…
橋幸夫 潮来笠
金沢明子 浜千鳥情話
兄弟船 鳥羽一郎
五木ひろし 契り
香西かおり 無言坂
細川たかし 望郷じょんから
細川たかし 北酒場
細川たかし 矢切の渡し
細川たかし 浪花節だよ人生は
坂本冬美 夜桜お七
山本譲二 みちのくひとり旅
小林旭 夢ん中
小林幸子 おもいで酒
森昌子 哀しみ本線日本海
森昌子 越冬つばめ
森進一 襟裳岬
森進一 冬のリヴィエラ
西崎みどり 旅愁
石川さゆり 津軽海峡・冬景色
石川さゆり 天城越え
前川清 そして、神戸
中条きよし あの日の嘘のつぐないに
都はるみ 北の宿から
島津ゆたか ホテル
藤田絵美子 さよならさざんか
内山田洋とクールファイブ 長崎は今日も雨だった
内山田洋とクールファイブ 東京砂漠
日野美歌 氷雨
梅沢富美男 夢芝居
梅沢富美男 恋曼陀羅
八代亜紀 雨の慕情
八代亜紀 舟唄
北島三郎 風雪ながれ旅
北島三郎 与作
私のiPodのプレイリスト「演歌」の中の曲です。
一部歌謡曲とすべきものもあり、
必殺シリーズがらみの曲もありますが、
私が何度も聞きたい演歌を並べてあります。
仮に演歌ファンが
演歌にありがちなメロディー
を好きだとしても、
ヨナ抜きだとしても、
石川さゆりさん「天城越え」、吉幾三さんの「雪國」など、
そうではない曲が名曲だと評価されていることでしょう。
そうだとすれば、なぜ同じようなメロディーの曲が
作られ続けているのでしょうか?
吉田拓郎さんの「襟裳岬」、
大滝詠一さんの「冬のリヴィエラ」、
円広志さんの「越冬つばめ」のように、
演歌界御用達以外の作曲家に発注するのもいいと思います。
演歌にありがちなメロディー
ではない曲以外の曲がたくさん聞けるようになればと期待します。
石川さゆり ベスト 津軽海峡・冬景色 天城越え 能登半島 暖流 火の国へ 命燃やして 春の雪 .../石川さゆり
¥1,728
Amazon.co.jp
プレミアシリーズ坂本冬美「夜桜お七」「能登はいらんかいね」「火の国の女」/坂本冬美
¥1,543
Amazon.co.jp
森昌子ベストセレクション~越冬つばめ~/森昌子
¥2,621
Amazon.co.jp
(決定盤)演歌大ヒット大全集/オムニバス
¥4,104
Amazon.co.jp
¥1,728
Amazon.co.jp
プレミアシリーズ坂本冬美「夜桜お七」「能登はいらんかいね」「火の国の女」/坂本冬美
¥1,543
Amazon.co.jp
森昌子ベストセレクション~越冬つばめ~/森昌子
¥2,621
Amazon.co.jp
(決定盤)演歌大ヒット大全集/オムニバス
¥4,104
Amazon.co.jp