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政岡憲三 ~日本のアニメーションの父~ -動画- 「開運!なんでも鑑定団」

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先週の「開運!なんでも鑑定団」で、
政岡憲三「すて猫トラちゃん」などの原画、スケッチ、絵コンテなどが鑑定され、
「歴史的な発掘」とされ、評価額は800万円となりました。
政岡憲三は「日本のアニメーションの父」と呼ばれている
日本のアニメ黎明期の巨匠ですね。
日本のアニメの歴史が紹介される時に、
どうしても、手塚治虫がスタートラインになりがちで、
戦前から、このような作品が制作されていたことは、
この分野に興味のない人にはあまり知られていないと思います。
それに「動画」という意味で、
「アニメーション」という言葉を最初に用いたのは、
この政岡憲三だという話ですね。



1898年大阪府生まれ、黒田清輝に師事し絵画を学び、
マキノ映画製作所で俳優やカメラマンや監督をしています。
1930年、漫画映画(アニメーション)「難船ス物語 第一篇・猿ケ島」でデビュー、
1935年には円谷英二とともに人形アニメ「かぐや姫」を制作、
1943年に代表作となる「くもとちゅうりっぷ」を完成させ、
これが日本初のフルセルアニメとなりました。



そして「すて猫トラちゃん」。
この作品の製作が決定したのは終戦の年の1945年、
1947年に公開されています。



後のアニメ作品にも劣らない驚かされるような技術面、
登場人物たちの機微が伝わってくる名作の舞台芸術のような作品ですね。
アニメーションは今や我が国を代表する文化となっていますが、
戦前、戦中、終戦直後の彼の活躍を忘れるべきではないと思いました。





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