カントリー・ガールズ『愛おしくってごめんね』
カントリー・ガールズ『恋泥棒』
ももち先輩がネタになっているのはともかく、
先週発売されたカントリー・ガールズのデビューシングルは、
初週3位といいスタートとなりました。
以前から何度もお書きしていますように、
感謝だとか、説教だとか、
ポジティブソングだとか、
そんな歌ばかりでは疲れるんです。
楽しくない曲ばかりです。
世の中には、こういう人生訓とは無縁の曲が必要なんですよね。
こういう曲が増えればと思います。
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この曲は70~80年代のアイドルソングを意識しているということで、
その頃の女性アイドルの曲をご紹介したいと思います。
「愛おしくってごめんね」が
「好き」という感情の中の「好き」以外の部分を歌にしたということで
思い浮かぶのがこれ。
松本ちえこ「恋人試験」
1976年の作品ですね。
伊藤アキラさんの作詞、作曲はあかのたちおさん。
私の一番かわいいとこ どこですか
次のうちからひとつにマルつけて
という上から目線で始まり
0点なんかじゃ許さない
100点とるひと大嫌い
知っているのにワザとまちがえる
65点のひとが好き 好き 好き
というサビが印象的です。
ザ・リリーズ「好きよキャプテン」
ザ・リリーズは双子デュオで、
この曲は1975年の松本隆作詞、森田公一作曲作品です。
この動画の時は、歌詞を覚えられていないんでしょうねえ。
14歳の時だそうです。
チャートを確認してみても、
そんなに売れた感じはしないんですが、
なぜか印象的で今も時々テレビなどで聞くことがあります。
南沙織「17才」
1971年作品。
これは今も名曲として時々ラジオやテレビで流れます。
数え切れないほどカバーされている曲でもあり、
特に89年の森高千里さんのバージョンがよく知られていますね。
2008年には銀杏BOYZもカバーしていて、
この3組はいずれもオリコントップ10入りしているという
珍しい曲でもあります。
さすがは筒美京平ソングといったところでしょうか。
作詞は金井克子さん「他人の関係」などでも知られる
有馬三恵子さんです。
麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」
1973年。
左利きの彼。
自分も左利きになろうとする"わたし"。
それで1曲の歌詞に出来る、
それがアリだった時代がうらやましいですね。
なお、これも筒美京平さんの作曲です。
松本伊代 「センチメンタル・ジャーニー」
1981年の筒美作品。
作詞は湯川れい子さんですね。
松本伊代さんのデビュー曲で、
何といっても、
伊代はまだ 16だから
と歌わせたところ。
ここが最大の特徴であるのに、
NHK出演時には
私まだ 16だから
と変更されてしまっています。
個人名を問題視することこそ問題です。
石川ひとみ 「まちぶせ」
元々は1976年の三木聖子さんの曲で、
荒井由実作詞・松任谷正隆作曲、編曲。
三木聖子 「まちぶせ」
これを81年石川ひとみさんがカバーして、
大ヒットとなっています。
松任谷由実さんご自身も歌われていますね。
次は以前もご紹介した
伊藤咲子 「ひまわり娘」
これも名曲ですよね。
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ここまでは楽曲単位でご紹介してきましたけれど、
この時代、アーティストとして別格なのがキャンディーズだと思います。
以後も以前も、アイドル以外を含めても、
ここまでのボーカルユニットはなかなかないでしょう。
似た方向性ではザ・ピーナッツぐらいでしょうか。
キャンディーズ 「STOP! IN THE NAME OF LOVE」
これはThe Supremesのカバーですね。
今でも季節になると、
春一番(1973)
暑中お見舞い申し上げます(1977)
これらは必ず耳にします。
ハートのエースが出てこない(1975)
アン・ドゥ・トロワ(1977)
これらの名曲を残しつつ、解散と引退を決定。
その時の
普通の女の子に戻りたい
は流行語になりました。
そして、数々のヒットタイトルを織り込んだ
微笑がえし(1978)
この曲を最後に、彼女たちは伝説となりました。
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