サラダといえば、以前は女性に人気のものでしたけれど、
サラダ専門店には男性も訪れるなど、
今は男女問わず大人気であるようです。
サラダの世界も様変わりし、
瓶詰めサラダとも言われるジャーサラダや
従来の1/60ほどの速度で生野菜を絞ることで、
ビタミンなどを出来る限り有効活用しようという低速ジューサー。
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サラダといえば生野菜。
しかし、どうして皆は野菜を生で摂ることにこだわるのでしょうか?
サラダをよく食べている人に聞けば、
「不足しがちなビタミンが生のほうがとれる」
「火を通してしまうと食物繊維がなくなってしまう」
「生のほうが栄養価が高いのだろう」というような回答でしたが、
生で食べることにこだわる必要はないのかなと思います
健康ブームで野菜をサラダで摂る、
それに一所懸命な方がいらっしゃいますけれども、
加熱調理した野菜で栄養素は充分に摂れます
と話すのは、女子栄養大学栄養科学研究所の根岸由紀子教授。
番組で生の状態で100gのホウレンソウと茹でたホウレンソウを比較。
まずはビタミンC。
生の野菜では、35mgだったのに対し、
茹でたほうは1.3mgと1/3に激減、
次にβカロテン。これは体内でビタミンAに変化します。
生では4200マイクログラム、
茹ででは3780マイクログラムと10%の減少でした。
そして、食物繊維では
生が2.8g、茹でが2.52gとこれも10%程度の減少となりました。
ビタミンCを除き、他は気にするほどのことでもないようです。
また、生のピーマンと油炒めのピーマンではほとんど差は出ませんでした。
ビタミンは水溶性と脂溶性に分類され、
水溶性であるビタミンCは、茹で汁のほうに流れ出てしまいますが、
βカロテンは水に逃げてしまうことはありません。
油炒めの場合には、油に溶け出たβカロテンが
ピーマンに再吸収されたため、あまり減少しません。
そして、食物繊維は加熱の影響をほとんど受けないのです。
一般に、野菜を加熱することで体積が減り、
栄養が吸収されやすくもなります。
よく多くの野菜を摂取することが出来ます。
ビタミンなどを多く摂ろうというのであれば、
加熱調理したほうがよいという結論になります。
ビタミンCは茹でる、煮るなどには弱いですが、
他の調理法もあることですし、
それに、ビタミンCを野菜で摂ろうとすると、
1日の摂取量100gの場合、
レタスで2kgで約5玉ぶん。
トマトで700gで約6個ぶん。
これを毎日食べられる人はあまりいないでしょう。
ビタミンCを食物から摂りたければ、
果物から摂ればよく、
ミカンの場合、300g、約3個ぶん
イチゴの場合、160g、約8粒で済むことになります。
なお、野菜からビタミンCを摂る場合には、
乳酸醗酵でビタミンCが生成さけめ漬け物がおすすめとのこと。
さて、先に野菜を食べることで痩せようという本が多数出ています。
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城西大学薬学部の金本郁男教授は
野菜サラダを先に食べると
急激な血糖上昇が抑えられるんですね
血糖値が異常に高く上がると
インスリンがインスリンが出てきて
その糖を脂肪として蓄えようとする訳ですね
サラダの食物繊維が炭水化物を包み込み、
その消化が遅れるため、血糖値の上昇が抑制できるんです。
また、お腹が空きにくくもなり、
次の食事量を減らせる効果も。
実験です。前日から何も食べていない空腹の男女3人に
おにぎりを食べてもらいますが、
おにぎりを食べた後にサラダ30gも食べてもらいます。
翌日、同様に空腹の3人にまずサラダ30gから食べてもらい、
次におにぎりを食べてもらいます。
それぞれの血糖値を比較したのですが…
ほとんど変化は見られませんでした。
これはいったいどういうことでしょうか?
意外に見落とされているんですけれども、
先に食べるサラダの量が大事なんですね
2~30gのちょっとした付け合わせの量のサラダでは
最高血糖値は変わらない
目に見えて効果はない
確実っていうことを考えたら100g程度の野菜サラダを摂って欲しい
と金本先生。
100gで同じ実験を行ったところ、
たしかに血糖値には大きな変化が見られました。
なお、この効果を求めるのであれば、
野菜は生のほうがよいとのことでした。
特に水溶性の食物繊維を多く含む野菜がよく、
先生のおすすめはとろろでした。
とろろの場合、50g程度でよく、
ご飯にかけて食べたとしても、
粘りけが炭水化物を包み込むため、
効果が期待できる、とのことでした。
…続きます。
次は"酵素"について。
実はこの記事、番組とは構成を変えておりまして、
番組の最後は道草、野草のお話。
こちらは割愛させていただきます。
酵素については番組の構成では真ん中にあったもの。
なぜ、後に持っていくのかについては…