Quantcast
Channel: テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

明石家さんまさん iPhoneデビュー「俺らはスマホに勝たなあかんねん」

$
0
0
先日の「MBSヤングタウン土曜日」の冒頭で、
さんまさんがスマートフォンを購入されたという話が出ていました。
これまで愛用されていたガラケーが壊れてしまい、
ついにスマートフォンにされたとのこと。
その後の話の中では、iPhoneという言葉も聞かれました。
LINEも始められたとのことで、
設定をデフォルトもままだったことで、
メッセージだらけになってしまったというような話をされていました。
飯窪春菜さんとは収録前にIDを交換されたようです。

さんまさんはずっとiPadを使用されていますので、
だいたいのことは迷わずお出来になるのでしょうか。
LINEなどでは時間がすぐに過ぎてしまうというようなお話も。
これはスマートフォン全体に言える事で、

今の世の中ね、スマホで時間取り過ぎ

と、ご自身がユーザーとなることで、
今一度、心から確認されたようです。
LINEでは夜中12時だと思っていたら、
気がついたらもう3時になっていた、と。

もちろん、テレビも観なくなったりして…
あんなもんがあんねんもんね。
それで自分で動画撮って、YouTubeに上げたりして、
素人がスターになったり…、タレント要らないよね


そして、

これはもう、我々の一番の敵はスマホやね。
あらためて思ったわ


と仰っていました。
2月にも、この番組で出ていた話の中で、

俺らは今、スマホに勝たなあかんねん。
今の人は、どんな時でもスマホを見るやろ。
だから、テレビを観なくなるねん。
どうにかして、俺らはスマホを倒さなあかん


というさんまさんのお言葉がありました。
これは元々、ナインティナインの岡村さんが
ご自身のオールナイトニッポンで、
グッときた話として紹介されたものでした。
テレビで生きてきたと仰るさんまさんのお言葉ですね。
出演者だけではなく、
テレビ放送で収入を得ている全ての人に当てはまる言葉だと思います。


一度、経済学の専門家に伺いたいと思っていることがありまして、
それは私の

社会は自然とデフレに向かっていく

という考えが正しいのかどうかというもの。
スマートフォンの影響、といいますか、PCもそうですけれど、
電灯が普及して以降、人間が使える時間にはそう変化はないはずなので、
その時間の割合がスマートフォンなどに奪われているというのが、
今回のさんまさんのお話でした。
私はiPod touchを愛用していて、
それでも、このデバイスの有り難さを日々感じています。
これがカメラにもなれば、手帳にもなり、
地図も見られれば、辞書にもなります。
私のこの端末にはGPSと常時ネット接続されていないという欠点がありますが、
これがスマートフォンならば、
カーナビとしても使用できます。
そのぶん、これらの機能を専門で担ってきた商品の必要性が、
大きく損なわれてしまっていることになります。
それを製造していた企業はダメージを受けます。
雇用にも影響を与えるでしょう。
産業革命以後、生活や生産活動そのものは利便性を増し続け、
価値観が変化する中で、
社会が次の新しい製品などを生み出すことで、
その製造現場などが新しい雇用の受け皿となってきたと思います。

この繰り返しで、資本主義社会は成り立ってきた訳ですけれど、
いつまでもこれが成立し続けるものでしょうか?
スマートフォン一つが多くの機能を備えていることで、
それにより失われた雇用があるはず。
ビジネスの世界ではイノベーション、イノベーションと叫ばれていても、
その失われた雇用に対しての受け皿があるとは考えづらいのです。
そして、競争。
かつてはその競争が狭い地域である町内規模だったのが、
やがては国内での競争になり、
これからは全世界が競争相手になってしまいそうです。
少数の勝者と多数の敗者が生まれる時代になるでしょう。
その競争で失われた雇用が、
今後、新分野開拓で創出されるでしょうか?

雇用が失われ、あるいは収入が減少すると、
物やサービスが売れにくくなり、
価格を下げないといけなくなります。
誰かの支出が誰かの収入である以上、
当然、それはその商品を扱っている企業の収支を悪化させ、
雇用、収入にも悪影響を与えるでしょう。

何かしらのインフレ要素がない限り、
世の中はデフレに向かっていくのではないでしょうか。
そして、世の中が便利になればなるほど、
競争が激化すればするほど、
そのインフレ要素が出現しづらくなり、
デフレスパイラルから脱出しづらくなるのではないかと。
不景気下での物価高、スタグフレーションは別にして。

ただ、国家単位では
何かしらのインフレ要素を作り出すことは出来るかと思います。
量的緩和もその一つですけれど、
結局、内需が増えない限り不景気は続くことになります。
日銀に、個人消費や設備投資を増やす力はありません。
ようやく、補正予算の必要性を訴える声が上がってきましたが、
はたして規模はどうなるでしょうか?
量的緩和以外、ほとんどデフレ要素を経済政策としてきた現政権、
今度はデフレスパイラルから脱するべく、
不景気対策を真面目に考えるでしょうか?
そして、もしも政府が有効な政策を打ち出した時、
国民は感情よりも理論を優先するでしょうか?








Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

Trending Articles