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「地方創生」で競争させるなら最低限の下地を

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短いエントリーになりますが、少しだけ。

私が住んでいるのは寝屋川市ですが、
ここが市域の端で細い部分であるため、
徒歩圏内に門真市、守口市、四條畷との市境があります。
先月、この自宅から直線距離にして1km余りのところに
イオンモール四條畷が出来ました。
こういう大規模小売店舗が出来ますと、
周囲の小売店が煽りを喰らうことになりますが、
このあたりは工場と農地が多く、
商店というものがほとんどありませんでしたので、
その点の心配は薄いようです。
反面、そんなところで大丈夫なのかとも思いますが、
幹線道路の向かい側ではオートバックスも営業していますし、
そんなに悪くはないのかなと思います。
逆に、商店が乏しいからこその集客力もあるのかもしれません。
この街から書店が失われて久しいですが、
徒歩圏内に大きな書店が出来たことが一番嬉しいですね。
それと、映画館、シネコン。
昔は隣の駅にあったらしい映画館ですが、
それ以来の映画館もありがたいです。

このイオンが出来たのは、周辺の道路整備、
特に第二京阪の完成が関係しています。
鉄道駅からのアクセスをあまり期待できないこの立地ですから。

現政権は政策に東京一極集中解消「地方創生」を掲げ、
いくつかの施策も行っていますが、基本的には
「それぞれの自治体にアイディアを出させて
より優れたアイディアに対して多くの予算を出す」
という考え方。
取りこぼしが許されない地方政治に、
負組を生み出す競争原理を持ち込むのは反対ですが、
もしも、競争というのであれば、
その基礎となるスタートラインが重要です。
そのスタートラインが大きく異なるというのに、
公正な競争をしろというのはどういう了見でしょうか。
まずは道路を含むインフラなどの最低限のスタートラインを整えた上で、
「競争」させてもらいたいものです。
リニアや新幹線を北海道から九州まで、
日本海側も四国も含めて開通させるぐらいのことがあって初めて、
地方に対して「競争」を求めていただきたいものです。


明日も更新します。




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