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音楽不況の最大の原因は「未知の曲を知る機会」がないこと - 業界挙げての努力が必要

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アンジュルムでは福田花音さんに続き、田村芽実さんの卒業発表、
アイドルの宿命というか、
アイドルファンの宿命ですね。
アンジュルムといえば、FNS歌謡祭では
バックダンサーで、℃-uteファン共々、
苦々しく見ることになりました。
それでも、アンジュルムは、
持ち前の前へ前への精神で、
目立つカットもあり、
あれはディレクターさんなり、
スイッチャーさんなりの気遣いなのかと思ったりします。
しかし、ハローの扱いはまだよかったほうで、
私立恵比寿中学、チームしゃちほこでは、
確認出来なかったメンバーも多かったです。
それでも、特にハローとスターダスト、
各メンバーの親睦の機会にはなったようで、
今度は、それぞれの持ち味を活かせるイベントがあればと思います。

このAKBグループとハロー、
スターダストのコラボでは、
最新の曲ではなく、古くてもよく知られた曲が選ばれていました。
ただ、どうでしょう?
このアイドルコラボのブロック以外で、
他のアーティストの曲、
どれほどの人が知っていたのでしょうか?
そして、そこで披露される曲が、
知っている曲である必要性があったのでしょうか?


私は毎年、年末にはその年に印象的だった曲をまとめて、
プレイリストにしてきました。
これはカセットテープの頃からことで、
ずいぶん長い間行ってきたことですが、
昨年は行っていませんし、
今年も出来ません。
以前は常日頃から知らない曲を知るための努力をしてきましたが、
年々厳しくなり、ついにやめてしまいました。

今の時代、知らない曲を知ろうとすれば、
たいへんな努力が必要になります。
聞きたいアーティストの曲の情報は入ってきても、
それ以外の情報、どうやって入手していますか?
テレビの地上波では新曲を紹介する番組がほぼ全滅、
ラジオではまだあるものの、
同じ曲が何度も流れる番組や、
売り上げやリクエスト数などのランキングを紹介するものが多く、
知らない曲を知る機会としてはかなり物足りないです。

それぞれ、好きなアーティスト、好きな曲があると思います。
それとて、最初は知らなかったはずで、
何かしらの機会で、それを聞いて気に入ったはずなんです。
聞いてみないと始まらないんです。

今の時代の音楽の聞かれ方ですと、
好きなアーティスト、好きな曲を選んで購入して聞くことになります。
これでは、未知の曲が偶然耳に入ってくることはありません。

世界的な音楽不況で、
これは世界共通の問題かもしれませんが、
音楽業界として、
共同でこの問題を改善しようという動きが見られないのが残念です。
昔はテレビやラジオなどのメディアがその役割を果たしていた部分もあるものの、
今はその力を全くあてには出来ません。
YouTubeにはレコード会社やレーベルにより、
チャンネルを設けているところもありますが、
私たちはレコード会社で、聞く音楽を決めている訳ではありません。
会社だけでなく、あらゆるものから縛られない紹介がないものかと思います。
オリコンもチャンネルを設けていて、
イベントなどの映像を配信していますが、
ここが旗振り役にでもなってもらえないものかと思います。
音は低ビットレートで構いませんので、
おすすめなんかではなく、
ただ、楽曲を紹介するだけの動画配信を始めていただけないものでしょうか。


以前お書きした藤本恭子さん。
活動期間も短く、百人中百人が知らないようなアーティストですが、
私は彼女の歌を見つけられたことが誇りなんです。
彼女にしても、東京Qチャンネルにしても、
活動しなくなって十年、二十年と経ちますが、今でも聞き続けています。
2010年にスマイレージを見つけてなければ、
今もアンジュルムの楽しさに気付いていないかもしれません。
誰かが聞き流した曲でも、
それが誰かの心の琴線に触れるかもしれません。
そもそも、一度でも聞かないことには、
好きになるかどうかなんてわからないんです。
あらゆる楽曲にその可能性があり、
そのためには、音楽業界挙げての努力が必要であるはずです。
他の業界では、商売敵、ライバル企業が手を組み、
新しい試みを始めている分野もあります。
音楽業界でも、その努力がなされるべきであろうかと思います。




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