私は芸能界のお話をお書きすることがあり、
川谷さんとベッキーさんの問題も、
SMAPの問題なんかも記事にしてきたんですが、
SMAPの騒動では、この問題の結論が出るのは、
夏か夏前かなと思っていました。
それが、幕引きを図ったのか、突然の生謝罪。
しかも、肝腎な言葉がなく、顔に力がない。
あれなら、歌の一つでも歌ったほうがいいですよね。
そのほうが、5人の意思が伝わるかもしれません。
女性アイドルを見続けていて、
ずっと思っているのは、
やっぱり、求めるのは「楽しさ」だということ。
だから、それと逆方向の要素は極力なくして欲しいと思います。
お笑い芸人でも、笑いの邪魔になるようなことは、
出来る限り避けて欲しいものです。
SMAPだって、見ている人に楽しさを与えるために
活動しているのではないかと思うのです。
今回は明らかに、ジャニーズ事務所のマネジメント上のミスです。
ここまでこじれるまでに、
何としても、収めなければなりませんし、
外にそれを勘付かれるようなことがあってはならないでしょう。
今回の「分裂」第一報には不自然さも感じますし、
事務所にはこの騒動を秘密にするという努力が見られません。
騒動の最中も、ファンの気持ちを考えない情報が飛び交い、
中にはメリー副社長の言葉もありました。
こういった言葉などが事務所内部から出た情報だとすると、
事務所はファンの気持ちを考えていない上、
意図的にSMAPの商品価値を下げようとしていることになります。
明石家さんまさんはMBSヤングタウン土曜日で、
この問題について知っていたこと、
番組がやりにくかったこと、
メリーさんも、SMAPも、
彼らの元マネージャーも悪くないと話されました。
私も元マネージャーに
チームの一員としての間違いはあったとは思いますが、
誰が悪いのかといえば、誰も悪くないように思います。
事務所が彼女の独断専行を処断しようとするのもわかりますし、
彼女に育てられたメンバーたちが後を追う気持ちもわかります。
そして、生みの親たる事務所に残り、
生命線となろうとしたのかもしれない木村さんも間違っていません。
騒動そのものには「こいつが悪い」と
言い切れるほどの人はいないのではないと思っています。
ただ、こういった醜態を表に出したこと、
その責任の多くは事務所にあります。
そして、あの謝罪会見も。
先日、紅白の大トリの近藤真彦さんについて批判しましたけれど、
あの事務所は世間の感覚を理解していない部分があります。
SMAPの商品価値が下がってしまえば、
芸能界における事務所の力が弱まる可能性について考えていません。
この問題、収束したように見せたかったのか、
見せたくなかったのかは不明ですが、
まだ、尾を引きそうではあります。
今でも、あの生謝罪の内幕を漏らしているあたり、
やはり、長引いてしまうのかもと思いますが、
これ以上の醜態はさらして、
これ以上、ファンを悲しませて欲しくないものです。
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「楽しさの邪魔」 ~SMAP問題についてのモヤモヤ~
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