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この半月についての諸々 舛添要一東京都知事様/ムスダンの脅威/自衛隊に対する無知

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今月ももう終わりに近づき、
特に後半は時が過ぎるのが速かったように思います。
ありがたいということでは、書き物の仕事もいただけましたし、
逆に熊本、大分の地震では、
今も元の生活に戻る目処が立たない方々が大勢いらっしゃって、
個人個人もできることをしなければと思います。

いろいろと忙殺された半月でしたが、
世の中ではそんなことはお構いなしに、
いろいろなことが起きるものです。
昨日は舛添要一東京都知事が毎週公用車で別荘通いしていると、
週刊文春が報じ、彼はそれを認めつつも、
法的に何も問題ないと抗弁していました。
もう20年以上前になるかもしれませんが、
ラジオで北野誠さんが空港のカウンターで
順番待ちをされていた時のことを話しておられました。
何かのトラブルだったのか、
長い行列だったそうで、
北野さんも自分の順番が来るのを待っていたところ、
国際政治学者を名乗っていた舛添氏が現れ、
カウンターまで直進、自分を先にしろ、急いでるんだなどとごねていたとか。
結局、彼の無理が通ったような話だったでしょうか。
彼が東京都知事選に立候補すると聞いた時、
そんな話を思い出しましたが、
他の大都市の知事や市長と比べても、
豪勢な外遊旅行といい、
北野さんのこの時の話が真実ならば、
今も彼の「俺様」はそのままなのでしょう。
今の彼は「東京都知事様」なのです。
公僕なんていう意識はないのでしょう。
公判中の野々村元兵庫県議と彼の違いはどこにあるのでしょうか。


昨日、北朝鮮は日本海へ向けて
ムスダンと見られるミサイルを2発発射した模様です。
どちらもが失敗したとみられ、
15日以来、3発の発射で全て成功していません。
熊本地震で大きく報じられませんが、
この中距離弾道ミサイルムスダンが北朝鮮の戦力として配備されますと、
日本にとってもたいへんな脅威となるところでした。
ムスダンは移動式発射台に載せられますので、
この場所を監視していればという方法は採れません。
今後も北朝鮮の動向を注視する必要があります。
また、韓国ではその直前の総選挙で与党が惨敗、
対日政策はともかく、対北朝鮮政策でも変化することになってしまうと、
準戦時下にある朝鮮半島がどうなるのか予測できません。
日本が望むと望まざるにかかわらず、
朝鮮半島が戦争になれば、日本は巻き込まれます。
それが小規模で収束しても、
難民の発生は避けられないでしょう。


国防の話では、22日、統合幕僚監部からの報道発表で、
昨年度の航空自衛隊の緊急発進が873回であることがわかりました。
これは前年度より70回少ないながらも、
国別では中国機が571回で最多、
これは国別の統計を始めてから最も多い数となっています。
中国だけの数字を見てみますと、
2011年から156、306、415、464、そして、昨年の571回と、
かなりのペースで増加しています。
こういったことがなぜかほとんど周知されません。
だから、みのもんた氏のような発言も出る訳です。

熊本地震では、有名人が言いがかりのような攻撃もされましたが、
みのもんた氏のように、
無知から批判されるケースも見られました。
彼はTwitterを開始した直後、

支援のやり方も甘い。自衛隊きちんとしてほしいね。

とtweet、現地にどれほど自衛隊員が送り込まれ、
どのような任務をされているかなんて
そもそも興味がないのでしょう。
興味があれば、知ろうとするはずです。
被災者やボランティアの方々が食事をされている映像はよく見られますが、
被災地で自衛隊員の食事シーンを見ることはまずありません。
被災地に入って作業している隊員の多くは1日2食だといいます。
昼食を摂らず、テントで一汁一菜にさえ満たない食事が2回あるだけです。
現地の人員が多くなればなるほど、補給物資も多くなります。
それをできる限り少なくする必要がありますし、
もしも、増やせるなら、被災者に回すべきだという考えもあるのでしょう。
自分たちの栄養状態が悪くなることなんて二の次なんです。
阪神淡路大震災以来、大災害では自衛隊によるお風呂が話題となります。
しかし、自衛隊員自身、
湯船はもちろん、満足にシャワーも浴びられなかったと思います。
少し落ち着いてくれば、
自衛隊の広報どおり、入浴もあるのでしょうけれど、
本当にたいへんな時には後回しです。
これほどにまでして、被災者のためにと
戦い続けている彼らに対し、

自衛隊きちんとしてほしいね。

とは、なんと恥知らずな。
すぐに彼は言葉足らずだったと釈明していますが、
ここに何をどう足したら、
自衛隊を侮辱しない内容になるのでしょうか。
彼はこれまでも朝の番組で世論に影響を与えてきました。
こんな男の発言が選挙戦を左右することもあったのです。
不勉強で無知で無責任な男がなぜありがたがられていたのか、
私には全く理解できません。

今も自衛隊員らは移動中に罵声を浴びせられることもあります。
そんな心ない声にも、彼らは言い返すことはできません。
自分たちを罵っている声の主の命を守ることも彼らの使命です。
みのもんた氏と自衛隊員を罵っている連中は、
毎日、領空、領海、領土、国民の生命と財産を守っている彼らの働きを
何か一つでも知ろうとしているのでしょうか。






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