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鳥越俊太郎氏について -週刊文春の報道に-

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昨年、某ニュースサイトに彼に関する記事を作成したことがあります。
それは病院のプレスリリースを元にしたもので、
彼がその病院の手術室を取材、
内視鏡手術を模擬体験しておられました。
そして、その様子は地元のテレビ局で放送され、
彼の取材は一定の意義があったものと思っています。

ご存じのように彼自身も大腸がんを経験し、手術は4回を数えます。
私自身の彼の評価は決して高いものではありませんでしたが、
がんや大腸がんについてのお話には感じるものがありましたし、
それまでの事件被害者に対する報道についての問題提起など、
評価すべき点もあります。

一方、今月初め、彼は「正義のミカタ」に出演、
ご自身の理論を展開するかと思いきや、
あまりにも浅すぎる内容のないコメントのみで
番組は終了しました。
司会の東野幸治さんも気を遣い、
話が振られてはいましたが、
ジャーナリストを名乗ってはいるものの、
誰でもわかっているような薄っぺらい話を
したり顔で話しているだけの人なのかもと思いました。


昨夜、いわゆる「文春砲」が放たれました。
週刊誌などの報道から政治家が辞職に至る例が増え、
必ずこの都知事選では、
各候補の過去が洗われることなどわかっていたはず。
対立陣営もそういった情報が欲しいことでしょう。
今回の報道が事実かどうかはわかりませんが、
元々、女性関係で噂の絶えなかった人であり、
「身体検査」はどうなっていたのかと思います。

文春の記事には「永井一晃氏」という方が登場、
これは仮名ですが、事件当時の当事者女性の恋人で、
現在は彼女の夫となっておられるようです。

記事によれば、文春がこのネタをどこからかつかみ、
女性の取材を試みようとしたところ、
今、また彼女を苦しめたくないということから、
当時、彼女から相談を受け、
鳥越氏とも問題解決のために会っていた永井氏が取材に応じました。

後に永井氏の妻となる彼女が大学生20歳の頃、
彼女は彼の別荘に呼ばれ、
そこで、性的関係を迫られたとのこと。
ここには"強引にキスをすると"とありますので、
記事のタイトルには"淫行"とあるものの、
これが事実なら強制わいせつ罪に当たる可能性があります。
そして、同時に性的に非礼なことを口にしていたそうです。

この事件は、当時週刊新潮が取材していたらしく、
その取材活動により、
この話は大学で話が広まり、
永井氏と女性の前で彼は謝罪したそうですが、
他所では「彼女には妄想癖がある」と話していたとなっています。
鳥越氏はそれ以前に、彼女に対しての口止めとして、
「公表されたら自殺する」という主旨のメールをしていたそうですが、
現在、そのメールはないのでしょう。

永井氏が鳥越氏に再会したのは2014年のこと。
永井氏が関わるイベントの出演者に彼の名があり、
"イベントが汚される"と思った永井氏は鳥越氏に
この仕事をキャンセルするよう要請、
その後、"検査入院"を理由としたキャンセルが伝えられていて、
この時の永井氏が鳥越氏にキャンセル要請したメールは現存しているようです。

文春は鳥越氏に取材を申し込んだものの、
全て事実無根という回答で、
昨夜、鳥越氏側から文春に抗議文が送られ、
名誉毀損で訴えるという姿勢を示しています。
ただ、本当に訴えるかどうかはわかりません。
もしも、本当に事実無根であれば、
法的措置に出て然るべき問題なのは間違いないでしょう。

文春の記事については、誌面をご覧いただくしかありませんが、
事実かどうかの決め手はありません。
ただ、東京都知事として彼を考えた時に、
私はおすすめできない人物だと考えています。

そもそも、都政を担う都知事が権限の外にある改憲反対、
集団的自衛権行使反対などを訴え、
反面、立候補時に都政に対する公約をこれから考えるとしていたのは異常です。
そして、健康面。
小池晃日本共産党副委員長は医師ですが、
「7年経てば完治したと判断するのは医学的常識」と主張、
5年生存率、10年生存率などの指標はあるものの、
これらの年数は完治という基準に用いられるものではありません。
小池氏の言葉を「寛解」に読み替えても同じです。
彼はステージ4の大腸がんの既往を持つ後期高齢者です。
肝臓や肺がんにも転移していました。
そして、過去にはメニエール病についても告白、
今、がんが完治しているかどうかよりも、
そんな彼を日本共産党や民進党は担ぎ出しました。
彼の命を短くしてまで、
党利党略を優先したいのかと
共闘する野党には軽蔑の気持ちしか湧いてきません。
小池氏は医師として、
彼の生命をどのように考えているのでしょうか。

彼の超短時間の街頭演説から、
やはり、健康面は問題視すべきでしょう。
一般人なら、「頑張ってください」で済むことも、
都知事となれば、そうはいきません。
都知事となったものの、
早晩、入院が必要になり、公務ができなくなれば、
また選挙が必要になる可能性もあります。
そして、彼が話す内容、言葉、表情、
失礼ですが、認知障害があるのではないか思ってしまいます。

認知症までではなかったとしても、
その手前、軽度認知障害(MCI)は疑っておいたほうが良いように思います。
その疑いを晴らすためには、
認知症の専門医に診察が必要です。
認知症は早期に発見すれば、
症状を抑えたり、進行を遅らせたりすることができますので、
彼自身のために診察を受けるべきでしょう。
そんな彼に日本の首都の知事が務まるのか、
都知事就任間もなくの大きな公務であるリオ行きが可能かどうかさえ、
疑問視しなければなりません。
彼に二十時間以上の移動が可能だと思いますか。


国政選挙や知事選に出るということはこういうことです。
常にネガティブなことを言われます。
中には彼が会見で述べたように、
事実無根のものもあるでしょう。
文春は第一報から二の矢三の矢を放つのが常套手段、
その対応にも体力と精神力が必要です。
その覚悟が彼にあったでしょうか。
それでも都政を担うのは自分なんだという意気込みがあるのでしょうか。
文春の記事を事実無根だと否定した彼の会見からは、
それらを感じることはできませんでした。





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