アイドル大国日本。
その総数は600とも800ともいわれますが、
その実数を数えることは不可能でしょう。
「アイドル」とそうではないアーティスト、
ユニットの境界線も曖昧です。
メジャーどころに限っても、
私程度のウォッチャーでは楽曲全てを聞くことは難しくなっています。
わーすたは今年デビューしたアイドルで、
結成からは2年も経っていません。
そのユニット名は世界標準という意味で「The World Standard」の略。
わーすた いぬねこ。青春真っ盛り
このようなインディーズの頃からのイメージで
アイドル定番のラインで進んでいくのかと思っていましたら、
わーすた 完全なるアイドル
それを裏切り、インパクトのある楽曲がメジャー初シングルとなりました。
これで作詞・作曲の鈴木まなかさん(曲はHiroki Sagawaさんとの共作)が
気になり始めました。
楽曲が「!」と思わせる曲ではあるんですが、
高い実力を備えてのデビューであり、
音だけ聞いていても、
安心して聞ける歌唱力があります。
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このわーすたはavexからですが、
次のBiSHもavexで、さらにアーティスト寄りになります。
アイドルパンクユニットといえるでしょうか。
BiSH 本当本気
新メンバーのアユニDさんメインの曲で、
作詞も彼女となっています。
彼女たちも注目しておくと、
2017年、面白いものを見られるかもしれません。
℃-ute 夢幻クライマックス
あと半年で解散する℃-ute。
無数にいるアイドルの究極の形ではないかと思います。
鍵盤の音をリズムとし、
ずらしていくダンスは美しく真似できるものではないでしょう。
ここにたどり着いたかという感慨を受けます。
欅坂46 二人セゾン
乃木坂46と欅坂46はいつもいい楽曲をもらっていると感じます。
ただ、乃木坂と比べて、
はかなさは感じたものの、
あまりパワーを感じなかった欅坂が殻を破り、
未来を感じさせた曲がこれだと思います。
今年の女性アイドル界で最大の出来事は
BABYMETALが単独ワールドツアーにおいて
ロンドンのウェンブリー・アリーナで
1万2000人を動員したことではないでしょうか。
ここでの単独公演は日本人初です。
BABYMETAL KARATE
日本でも人気の彼女たちですが、
欧米の反応はそれ以上のものがあります。
YouTubeのコメントは大半が英語などの外国語です。
BABYMETAL イジメ、ダメ、ゼッタイ
約4年前、社会的意義もあって、
1stシングルのこの曲で注目された彼女たちですが、
「アイドルとメタルの融合」とはいうものの、
周囲は隙間狙いと評価する向きもあったと思います。
BABYMETAL メギツネ
私の印象では、その半年後のこの曲から、
海外の反応が大きくなってきたように思います。
この楽曲が素晴らしいのは世界が認めるとおりですが、
今の彼女たちによるこの曲のパフォーマンスは
格段によくなっているんですよね。
成長し続ける姿からは
さすがさくら学院ブランドだと思わせてくれます。
メタルが好きではない人からは「メタル?」と思われ、
メタル好きの人からは
「アイドル?」というところから始まった彼女たちですが
日本人のほうが知らないアイドルになりつつあります。
客席を見てみますと、
彼女たちは信仰の対象で、まさしくidolの原義「偶像」のように思えます。
アンジュルム 次々続々
今は知らない音楽に触れるためには、
能動的で多大な努力が必要なため行わなくなりましたが、
以前は年間のベスト二十数曲をピックアップして、
邦楽、洋楽何もかも含めたプレイリストを作っていて、
その中から最も気に入った1曲を決めていました。
今年の場合、この曲がベスト1です。
スマイレージからアンジュルムと6年間見続けていますが、
ベスト1にしたのはこれが初めてで、
この曲は歌とダンスの力もさることながら、
楽曲も評価されるべきだと思います。
ハローの編曲ではおなじみの平田祥一郎さんが作曲もされていて、
さすがだと思うのは、
使っている音の数自体はあまり多くないと思うんですが、
それでこれだけ分厚く聞こえるという点。
そして、作詞は児玉雨子さん。
周囲と自分自身の移り変わりをポジティブに捉えた歌詞となっています。
私なんかはポジティブな歌詞だと聞くと、
それだけで減点してしまうこともあるんですが、
言葉の中に血の流れが感じられれば、
この曲のように病みつきになることもあります。
とにかく、飽きない一曲です。
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