氷点下16度の環境でも生き続けるアメリカアカガエル --

ずいぶんと間が開きましたが、
カエルのお話。
こちらではカラダが透けて見えるクサガエルの一種を紹介しています。

http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-12282528318.html


カエルは様々な環境に適応し、
地球上の様々な地域に暮らしています。
ただ、両生類であるカエルには周囲の環境に水が欠かせません。
この場合の水とは、もちろん、液体の水。
ただし、液体の水など存在しない
氷点下16度の環境でも生き続けるカエルがいます。



北米大陸に住むアメリカアカガエルは
極寒の環境での冬眠に備え、
このカエルは尿を排泄しなくなります。
周囲が凍り始めると血液中の水分も凍っていきますが、
体内では肝臓が大量の糖を産生、
この糖が尿の成分と混ざり合い、不凍液とします。
ほとんどの代謝機能は停止、
間もなく、肺機能停止、
心拍もなくなってしまいます。
死んでいるような状態で、
このカエルは長い冬の数か月間、冬眠を続けます。



こうして春を待ち、
環境が温かくなると30分ほどで心拍を再開。
2日間ほどで冬眠前と同じ活動ができるようになります。

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