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羽生善治九段永世竜王に 史上初の永世七冠資格獲得

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以前も少し触れたことがありますが
私は羽生理恵さんのTwitterが好きで
彼女のアカウントで最も多いのは
うさぎとアヒルの画像のRetweet。
その次にフィギュアスケート羽生結弦選手関連。
一時期、ヘッダー画像が羽生選手だったことがあった気がします。

Twitterでは旦那様のことを「善治先生」と呼んでおられ
昨日は彼女のアカウントがお祝いで祭りになっていました。

2017年12月5日、渡辺明竜王を4勝1敗で破り、
羽生善治九段が15期ぶりに竜王位を奪還しました。
これにより、竜王においても永世称号を獲得。
永世竜王、永世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖と
将棋の歴史ある七大タイトル全てで永世称号を獲得したことになります。

一部、永世七冠という言葉のみが先行していますが、
ほとんどのタイトルで「永世」と呼ばれるようになるのは
引退後です。よって、正しくは「確定」というのが事実となります。

各タイトルで永世称号を得るのはどれも困難で、
8つめの叡王はまだ永世称号の規定がありませんが
たとえば、今回の永世竜王ですと、
「連続5期または通算7期」頂点にいる必要があり、
永世棋王ですと「連続5期」のみですので、
一度敗れると、また一からという厳しさ。
七大タイトルのいずれかの永世称号を得た棋士はこれまでわずか10名。
そのうち、複数のタイトルで永世称号を得ているのは
さらに少なく4名しかおらず
いかにあり得ないことかがわかります。

将棋に興味のない人にも知られる棋士は
今なら藤井聡太四段で、
その前に旋風を巻き起こしたのが羽生先生でした。
今年、叡王戦が格上げされ八大タイトルとなりましたが
当時の七大タイトル全てを独占。
「七冠」が彼の固有名詞のように扱われていました。

私なんは「ド」が3つぐらい必要なド素人ですので
彼の棋風を評価するなどおこがましいのですが
彼一流の独自性はありつつも
それにこだわらない強さ、
如何様な指し手にも対応できる強みを感じます。
私が見てもわかるような不利な状況から
私が見てもよくわからない、
あるいはプロ棋士が見てもすぐには意図がわからない一手を指し
そこから大逆転なんていうこともあります。

ただ、頭脳は年齢とともに衰えるものです。
棋士の場合、二十代半ばぐらいが全盛期になるかと思います。
羽生先生が七冠だった1996年は25歳。
天才が最も才能を発揮できた時期だったでしょう。
棋士の頭脳の衰えを補うのが場数、経験だとされますが
それでも、将棋界には「45歳の壁」なんていう言葉もあり
彼も勝てたはずの対局を
逆転負けすることも増えていました。
9年前に、今年と同じように
これで勝てば永世竜王という時がありました。
あの時は3連勝していて、しかしその後4連敗。
あれが将棋のタイトル戦で初の3連勝4連敗になりました。
したがって、今年もまた竜王を獲りさえすれば
永世七冠だといわれていても
難しいのではないかという声もありました。

強ければ勝つ
弱ければ負ける
どんなに良い手を指し続けていても
悪手一手で負けてしまう

体調や天気など、わずかに運が絡む要素はありますが
実力次第の将棋界。
彼に運が味方したとすれば、
彼のその才能と、
全盛期と変わらぬ探究心、
研究を続けられる精神力が与えられたことかもしれません。

七冠独占の頃は彼のヘアスタイルも話題になっていました。
いつも頭のどこかに寝癖があって、
後に「アンテナ」「妖怪アンテナ」なんて呼ばれるように。
昨日の対局でも、
しっかりとアンテナが立っていました。

実は羽生善治先生も羽生結弦選手のことを応援されているそうで、
テレビでよく観戦されているとか。
いつもは「羽生」の文字を見かけるとお思いになることが多く
たまにご自身のことらしいと思われた時は
近視なのでテレビに近づいて
「なんだ、僕か」と仰るとか。
昨夜からはずっと羽生先生のことでしたね。






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