先週の「ビーバップ!ハイヒール」はマジシャンの新子景視さん、
TIMのゴルゴ松本さん、
元プロサッカー選手の澤穂希さんがかしこブレーン。
この日は「春休み直前!」ということらしく
これがずっと続くのではないようです。
あまり話が薄くなるのはよくないので
かしこブレーンはお一方だけでいいかと思います。
澤穂希さんの「プレッシャーや苦手やは克服しない」というお話には
感銘を受けました。
今まで澤さんはPKを蹴ることから避けてこられたんですね。
そこに力を費やすよりも、
それぞれが自分に向いているところ
自分ができることで頑張ればいいのではないかと。
なるほどです。
さて、新子景視(あたらしけいし)さんは
クローズアップマジックで人気の方で
人の脳に潜り込む「ブレインダイブ」がキャッチフレーズ。
この日の番組では「脳は騙されたがっている」と語る新子さんによる
「なぜ、人は騙されるのか?」の解説がありました。
基本的にはマジックの心理面における基本が語られた訳ですが
その中で脳の性質を利用する
「ミスディレクション」という技法が紹介されました。
推理ドラマでは「刑事コロンボ」や
「警部補 古畑任三郎」などでもミスディレクションはおなじみですね。
番組ではとある有名なマジックを再現する形で紹介していました。
こちらではこの動画を使用してみたいと思います。
ここに青いカードが一組あります
ここから好きなカードを選んでください
---このカードにします
彼女はカード一組の中からランダムに1枚選びました
それではカメラに向かってそのカードを見せてください
---ダイヤの3です
このダイヤの3を真ん中に入れましょう
今、ダイヤの3はここにあります
裏は青ですね
では、ほかのカードを見てみましょう
全て裏が赤いカードに変わっています
トリックに気付きましたか?
見るべき部分はカード以外です。
カードマジックがミスディレクションの行為です。
カードマジックをすることで
もっと大きな変化から注意をそらしているのです。
このトリックはほかの番組でも何度か紹介されていますので
ご存じかもしれませんが
トリックの解説はこの続きをご覧ください。
私も昔、初めて見たときには騙されました。
人間の脳なんてこの程度だと認識させられました。
見えているものは全て認識できていると思っていますが
実は認識できるのはほんの一部に過ぎないようです。
カードのマジックだと思って見始めますから
カードやマジシャンの手などに注意を向けてしまうことで
ほかの変化に気付きにくくなるというお話でした。
マジシャンが観客の注意を何かに向けさせ
その間にすり替えや加工を行うことがよくあります。
マジックのタネを考えるというのは
マジックの楽しみの一つですが
ミスディレクションという言葉を知っておくだけで
マジックの見方が変わるのではないかと思います。
マジック以外でも悪用される技術でもあります。
マジシャンだけが知っている最強の心理戦略 1,620円 Amazon |
マジシャンが教える 心を誘導する技術 1,512円 Amazon |
かんたんなのに超ウケる! 東大式 トランプマジック 1,188円 Amazon |
基礎テクニックからトリック解説まで! All About カードマジック [DVD] 3,253円 Amazon |