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指折りの危険人物 池上彰氏パクリ疑惑 ~それを信じたければ疑え~

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先日、Facebookのこの投稿が話題となりました。

池上彰の番組から取材があってさんざん時間を取らされたあと、「池上の番組の方針で、番組では八幡さんの意見ではなく池上の意見として紹介しますがご了解いただけるでしょうか」といわれたので、断固、「私が言ったことをいっさい使ったりよく似たことを池上に言わせないように」といって電話を切ったことがある。こんなのがジャーナリストのような顔してるのがおかしい。
https://www.facebook.com/kazuo.yawata/posts/2128867677187441

元旧通産省官僚で評論家の八幡和郎さんによるもので、
その後、自分も同様の体験をしたという方々が多数名乗り出てきました。
私の感想としましては、
そういうものなんだろうなと思います。
彼に限らず、ありそうな話です。
それに、彼自身がいちいちそういうことを
スタッフに指示していたかにも大きな疑問があります。

ただ、私は現在の日本において、
池上彰氏を指折りの危険人物だと評価しています。
彼は「理想の上司」でトップになるなど
好感度が高いようで、
それはあの語り口と人の話を聞く姿の影響なのでしょうが
おかげで、彼の説明を
無批判に真実だと思ってしまっている人が多いのではないかと
危惧しているからです。

彼自身は「番組で自分自身の考えを述べることはない」としていて
それはジャーナリストとしての真実を伝える立場であるということを
強調しているように思います。

たしか、彼は人気のレギュラー番組を終える時、
その理由として取材のための時間が取れないからだとしていました。
今はどうでしょう?

実際、彼の番組では真実とは言い難い言説も多く、
彼の責任によるものかどうかは不明ですが
番組で示される表組み、グラフなどは
自説に有利なように加工されていることが珍しくないでしょう。
 

池上さんが言っていたから

真実を見定める材料がこんなものではいけないのです。
彼が世論を操作する力を持っているとすれば
こんなに危険な人物はいないかもしれません。

間違ったことを言ってはいけないということよりも、
むしろ、間違ったことを言ってもいいと思っています。
人命や健康、名誉に関することは別ですが
ほかのことでも、間違った説が展開されることで
真実が見えてくるということがあるからです。
ただ、それも「それは間違っている」と指摘できる環境が必要です。
その環境がなければ、
そこは嘘がまかり通る世界になってしまいます。

これまで何度もお書きしているように、
信じるためには疑うことが必要です。
もしも、それを疑って
その疑いに耐えられないようなものであるなら
信じる価値がないということになります。

私を含めて、人は「見たいものしか見ない」という傾向があります。
そこで振り返れば簡単に真実への近道が見えているのに
人は自分が行きたいほうの道の先にあるものを見ようとします。
自分が既に持っている考えを強化できる情報が欲しいのです。
そうして「やっぱりな」と思いたいのです。

この欲求に抗わねばなりません。
真実かどうかを見極めるには疑うという過程が必要です。

それを信じたければ疑え

誰しも真実だけを述べ続けることは不可能ですが
私はこれを忘れないように努めたいと考えています。
加えて、その時点で真実だと考えていることでも、

よりよい説明に出会えったなら

考えを変えることをためらってはいけません。

 


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