今年もプロ野球が開幕しました。
うち2試合が終盤まで完全試合、
ノーヒットノーランの試合でしたね。
2試合ともそのままだったらと、
興奮していました。
さて、今年のプロ野球、
セリーグで強いのは巨人だというのは見た目どおりで、
補強が凄まじく、以前、同様の補強で、
上手く勝てなかった年もあったんですが、
あの時は大型補強がチーム内の競争心を阻害してしまい、
若手の伸び悩みとなってしまいました。
しかし、ここのところ、前のGMの清武さんの方針だったかで、
元気のいい若手がたくさん出ているんですよね。
その点がかつての大型補強とは違う点です。
足を引っ張るとすれば、例の報道と清武さんですか…?
パリーグでは、昨年強すぎたほどのソフトバンクから
ローテーション投手3人、レギュラー内野手1人が抜けてしまいました。
強すぎたほどのチームでしたから、
これだけ抜けても戦えるとすれば凄いですよね。
その可能性も充分あると思っています。
野球評論家たちは毎年開幕前に順位予想をしなければなりません。
パリーグは混戦模様で、
優勝予想も様々だったんですけれど、
セリーグはほとんどの評論家が巨人優勝としていました。
この大阪で、阪神の中継ばかりの放送局で、
いつもなら阪神優勝としている評論家たちが
巨人としていたのですから、余程の事だと思います。
そして、巨人の優勝以上に、
評論家たちの予想が一致していたのが
横浜DeNAベイスターズの最下位予想でした。
まあ、見るからに投手が駒不足で、
昨年、内川に出て行かれて、
今年は村田がいないとなれば、
その予想も致し方ないところだと思います。
そのチームを率いるのが中畑清新監督です。
熱いぜ!DeNA
を掲げてキャンプイン、
そのキャンプを取材した評論家のどなたが仰っていたんですけれど、
あの雰囲気に騙されてはいけない
と。
元気のいい監督さんです
まさしくムードメーカーで、
それが彼の魅力ではあるんですけれど、
意外とかっちりとした野球をしてくるのではないかと、
そんな話をされていました。
オープン戦は11勝6敗の3位、17試合で23盗塁もしています。
昨シーズンのチーム盗塁数は31しかなかったのに。
オープン戦が始まった頃、中畑監督について
野村克也さんがこのようなことを仰っていました。
直接インタビューしていないんだけど、テレビで伝わってくるのには、
どうもなんか言いたくなるんだね。スポーツは体力、気力、知力。
この三大要素が最低限あるじゃない。それを彼は、気力ばかりが問題になっている。
元気、熱いぜ。何を言ってるか。セコいか。
プロなんだから、そういう精神面を問題にするようじゃ最下位だよ。
やっぱり知力というところで、僕は頭のスポーツだと思ってるから
どうなんでしょうねえ?
定評どおり、精神面のことばかりの監督さんなのでしょうか?
精神面といえば、彼が
空元気
と口にされていて、
それは私が考えていたことと同じだったので、
勝手に親近感を持った次第です。
今朝の朝刊なんですけれど、
負け試合のとき、空元気でも良いから声を出したい。力を出し切って負けたい
と仰っていたそうです。
私も常々そのように思っていて、
それはテレビでプロ野球を見ていて、
劣勢のチームのベンチが写ると、
まあ見事にみんな黙りこくっているんですよね。
こういう時こそ、誰かが声を出さないかと思っているんです。
そして、実生活でも同じだと思っていて、
このブログでもそんなことをお書きしたと思って検索してみましたら、
4回も書いていました。
今から負け試合の事を話す監督もどうかと思わないではありませんが、
仰っていることは、その通りだと思います。
DeNAにとっては厳しいシーズンになると思います。
でも、これからの彼の采配を、
恩師の駒大太田元監督はどうご覧になるんでしょうね?
かつて太田誠監督の下で野球をやっていたというだけで、
ただのムードメーカーではないような気もするんです。
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横浜DeNA中畑監督はムードだけの監督なのか? ~空元気でも良いから~
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