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明石家さんまさんと松本人志さんの共通の反応 吉本興業の一大スキャンダル

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昨日の雨上がり決死隊の宮迫博之さんと、
ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんの記者会見は、
これまで見たどの記者会見よりもインパクトのあるものとなりました。

各局、その映像を編集して放送していますが、
会見のポイントの中でも重要な告発、

・今回とは別に当該の反社会勢力から
 吉本が正規の営業として仕事を受けていた
・在京在阪各局は吉本が株主だから大丈夫だと言われた

がカットされているケースが多かったようで、
TBS「サンデージャポン」では株主の部分を放送したとか
伺いましたけれど、こういうことがあるから、
真実を知るには、
一次ソースに当たらなければならないということになります。

今日は参院選の投票日で、
私も指定の投票所である市立の幼稚園に行ってきましたが、
ちょうど、昨夜放送されたMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」の録音を聞き始めた時で
明石家さんまさんらがこの件についてお話になっていて、
この問題を面白可笑しく話しておられるんですが、
泣きそうになってしまいました。
涙はこらえましたが、
しばらく門の前で鼻水が治まるのを待っていました。


今日のフジテレビ「ワイドナショー」は生放送で、
ダウンタウンの松本人志さんと東野幸治さんが
会見のビデオを見ながらの進行となりました。
冒頭、松本さんが
「急にフジテレビさんにもこんな生放送のスタンバイをしていただいて
もう、ほんとにうちの浜田がすいません」
と、かましておられました。
さすがです。

会社に松本さんはこんな会社にはいられないとしつつ
「松本興業じゃないですけど、一個部署をつくってくれ
やらかした人を俺が引き取るから」
と、吉本に提案。それは受け入れられたようで、
続けて
「さんまさんも同じことされているようなので
だったら俺がさんまさんのところ行ってもいいのかな」
と、落としておられました。

「ヤングタウン土曜日」は金曜午後の収録ですので、
まだ、さんまさんらは
翌日に会見があることもご存じなかったのかもしれません。
その中で
「何があっても自分は芸人サイドの立場ですから」
というようなことを繰り返しておられました。
宮迫さんが契約を切られたら、
ご自身の「オフィス事務所」にほしいとも仰り、
もしも、このことで自分が吉本と縁が切れたとしても、
それはそれで仕方ないというようなお話でした。

もしもそうなったら、
「ショージ、お前はどうする?」と村上ショージさんに質問。
ショージさんは
「もちろん、たくさんお世話になっていますし…吉本に残ります」と回答。
ジミー大西さんについては、
吉本に借金があるらしく、吉本からは離れられない。
間寛平さんも無理なのではないかという話で盛り上がっていました。

冗談を抜きにして考えれば、
ショージさんはさんまさんについていきそうな気がします。
良くも悪くも、人と人との繋がりが深い吉本芸人たち。
この問題が最初に持ち上がった時にもさんまさんは、
「もしも、入江からお願いしますと言われたら、俺、行ってたよ」
と仰っていました。
「入江には世話になっているから」と。

今日のよみうりテレビ「クギズケ」は、
たまたまFUJIWARAのお二人と月亭方正さんがゲストで、
この件についてコメントされていましたが、
一様に宮迫さんと亮さんを心配し芸人を続けてほしいと語る姿に
司会の上沼恵美子さんが
「私やったらおらんようになってくれたほうが嬉しいけどな」とコメント。
上沼さんらしい発言で、これも正しいかと思います。
芸能界は椅子取りゲーム。その席が埋まっている限り、
チャンスが少なくなってしまいます。
一人で長くやってこられた上沼さんならではの発言です。
一人で頑張ってこられた方といいますと
やしきたかじんさんもですが、
もしもご存命なら、この騒動をどうお考えになったでしょうか。
考えを語るだけでなく、口出しもしているような気がします。

宮迫さんは初手で間違ってしまった方ですので、
こうお書きすると違和感があるかもしれませんが、
「筋」を通そうとされる方ではないかという印象があるんです。
宮迫さんではなくても、
みんなここだけは守りたい。これだけは譲れないという部分があり、
亮さんも筋を通し、相方の淳さんとの「約束」を守ろうとされたわけです。

初手で間違ったタレントが、
その間違いを謝罪し、筋を通そうとしている時に、
まるでそのタレントが自分たちの敵であるかのように、
「録音してないやろな」はないでしょう。

この問題に関わった全てのタレントのクビを脅し文句にして、
口封じを図ったとすれば、
あきれるよりほかありません。
絵に描いたようなブラック企業ということになります。
「ワイドナショー」で流されたビデオでは、
岡本社長が明日会見されるようですが…

私は昔から従業員などの不祥事で、
社長などが出てきて謝罪する姿を異常だと思っていたんです。
昔、NHKの職員が放火で逮捕されたことがありました。
この頃、紅白のトラブルが報じられた時期でもあり、
NHKが袋だたきになっていたことがあります。
放火はNHKの責任ですかと思ったわけです。

だから、この件も世間が「吉本は会見をしないのか」と騒がしくなっても
本当に会見が必要なのか懐疑的でした。
ただ、状況は変わりました。吉本こそが当事者です。
これほどわかりやすい事案もないぐらいのパワハラの告発があったですから、
企業として説明すべきでしょう。
もしも、2人の会見が事実と異なるのであれば、
その主張をしなければなりません。

NGT48の山口真帆さんの時にもお書きしましたが、
タレントを守らないような事務所は
タレント側から見捨てればいいと思います。
タレントが弁護士を雇ってまでしてまで開いた記者会見。
実際に妨害行為があったか、
あるいはそれが予想されたからでしょうけれど
あんなことをお笑い芸人にさせるなんて、
お笑いを商品にしている企業としては最低最悪の結果です。

誰が真実を語ることを妨害したのか、
そもそも嘘のストーリーを用意し、
それを承認したのは誰なのか。
それを宮迫さんらに拒否されると、
脅しにかかるなんて。

まさか、今の時代に
林正之助さんの時代のやり方が通用すると思っている人がいるなんて。
吉本は相当な危機感で事態に当たらないと、
存亡に関わってくる可能性もあります。

しかも、読みが浅すぎます。

契約を切ろうがどうしようが、

宮迫さんは発信力を持ち続けるのですから、

こういう事態になることを予測できなかったのでしょうか。


吉本は芸人ではなくても、
誰かを笑わせたい、楽しませたいと思って
そこに務めておられる方が多いかと思います。
現状、それを実現できる状態にあるのか、
よくよく考えていただきたいと思います。
最悪の場合、有志と外へ出るという選択肢を考える必要があるかもしれません。
 


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