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「笑いの邪魔になることはするな」

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昨夜、数十分の時間があったので、
レコーダーに残している「さんまのまんま」の録画を見ることにしました。
「さんまのまんま」の録画は前回、出川哲朗さんのもので、
その次は誰のものを残していたのかと思いましたら、

宮迫博之さんでした。

笑福亭松之助さんが亡くなられた時に、
同じようにたまたま見ることになったのが
松之助さんの時のもので、
古いものから順番に見ているだけなので単なる偶然ですが、
妙な気分です。

宮迫さんがお一人で出演されたのは
2016年5月の時のもの。
お子さんのための料理についてや、
さんまさんの後輩でいることで被る被害などについて話されていて、
面白かったんですが、
やはり、引っ掛かるものがあります。

昔から明石家さんまさんが仰っていたことの一つに

笑いの邪魔になることはするな

があります。
だから、本番中の涙を嫌がりますし、
涙を流したのが「あっぱれさんま大先生」の子どもたちでも説教してきました。

今、入江陵介さん、宮迫博之さん、田村亮さんらの
いわゆる反社会的勢力がからむ闇営業、直の営業の問題ですが、
既に何の話をしているんだか、という状況になっていて、
どうやら、吉本がガバナンスを見直すという方向で
事態の収拾を図ろうとしている様子。
公正取引委員会が興味を示しているとされ、
さすがにここの介入があれば話はより面倒になりますので、
今後は口約束での契約ではなく、
契約書を作成しての契約を行う方針であるとか。

ただ、6000人いるとされる全ての芸人さんで
この作業を行うことはないようで、
考えてみれば、吉本では養成所のNSCを修了して、
その後、吉本所属を希望すればだいたい吉本芸人になれるようですから、
実質「自称芸人」がほとんどで、
芸人として幾らかの収入を得ているのは
1000人ぐらいだとされています。
それでも、多いのですが。

岡本社長は所属芸人たちを「家族」だとしましたが、
6000人はともかく1000人全ての顔を認識しているのでしょうか。
家族なのですから、顔を知らないなんてことはありませんよね。

一方、明石家さんまさんが大﨑会長にお会いになったそうで、
宮迫さんをご自身の「オフィス事務所」預かりとされるご意向の様子。
また、宮迫さんはいわゆる「ギャラ飲み」で、
福岡での金塊強奪事件の犯人から金銭を受け取っていたのではないか、
という報道に対し、吉本は「契約の撤回を撤回」する可能性を示唆。
犯罪者の話を鵜呑みにしているわけではないようですが、
これまでの経緯もありますし、
さらに宮迫さんには酒で記憶をなくすという経験もあり、
「2000%ない」といわれても、
信じ切るわけにはいかないのは事実でしょう。
宮迫さんは宮迫さんで、
会社に対する信頼感が薄くなっているでしょうし。


この騒動を見ていて、思うのはとにかく、
これらが

笑いの邪魔

であるということ。
笑いは感情ですから、こういった笑いの邪魔があると、
素直に笑えなくなる可能性があります。
既に笑えなくなっている人もいるでしょう。

だから、こんな中でも
頑張って笑いを取っている芸人さんたちは素晴らしいと思いますし、
特にこのネガティブな話題を
笑いに変えている芸人たちは本当に素晴らしいです。
中には不祥事を笑いにするなんて、と批判する人もいますが、
私はそれも芸人だと思っています。

こういう楽しくないネガティブなことは、
見えないところでやるべきで、
それが表に出てきているのが問題です。

吉本興業がどのような体制になるにせよ、
誰かを楽しませる企業であってほしいと思います。
そのために為すべきことを為してほしいと願っています。
 


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