「布マスク2枚配布」は馬鹿にされるほどの悪手なのか? -新型コロナウイルス-
https://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-12586836441.html
前回お書きした翌日、
米トランプ大統領が国民に向けてマスクの着用を推奨するコメントを述べました。
世界中がマスク不足であり、
着けるべきは布製のマスクだとし、
特に医療用のマスクは必要な現場に回すべきと話しました。
ご紹介したBBCの報道は正しかったようです。
なんでもかんでも、政府の施策を批判すればいいというものではありません。
「布マスク2枚配布」については、
いつもどおり特に朝日新聞の見出しが酷く、
なんでもかんでも、政権批判、政局につなげようとするので注意が必要です。
ニューヨークタイムズなども馬鹿にしていましたが、
その記事の翌日、
大統領が国民に布マスク着用を推奨しています。
ニューヨークタイムズなんて、
CDCの動きぐらいわかっていそうなものですが。
さて、少し前の話になりますが、
プロ野球・阪神タイガースの藤浪晋太郎投手ら3選手が
新型コロナウイルスに感染していたと発表されました。
感染の経緯などについては、
感染予防の観点からあまり褒められた行いではなかったかもしれませんが、
実名での公表を望み、
症状に嗅覚障害があったことが広く認知される結果となりました。
そして、森三中・黒沢かずこさんなどはこの報道により、
自身の感染に気付いたそうです。
著名人以外でもそのような方がいらっしゃるかと思います。
症状に嗅覚障害があるということを広く知ってほしいという理由での
実名公表でしたが、その効果が現れたといえるでしょう。
横浜市立市民病院の研修医が感染していることが明らかになりました。
3月下旬に同僚の研修医20人で開いた会食が感染経路であると推測されていて、
この時期であり、さらに同病院は感染症指定医療機関。
医療者として褒められた行いではなかったと思います。
ただ、彼らを猛批判してしまうと、
感染したかもしれないと思っている人が
後ろめたさから誰にも相談できない空気を作り出してしまいます。
そうなると、感染者自身の生命に加え、
他に多くの感染者を生み出してしまうことになります。
彼らの行いは残念ではありますが、
あまり批判すべきではないかと思います。
航空機事故では、そのインシデントに対し、
関係者個人などの責任は度外視して事実解明を優先します。
それが真実の認知と、再発防止につながるからですが、
新型コロナウイルスの場合でも、
責任論ではなく、感染者を増やさないという観点が必要かと思います。
感染症で最も相談しづらいのは、性感染症(STD)でしょう。
クラミジア、エイズ、淋菌、梅毒など、性行為により感染する病気です。
これらは性風俗業の従業員が
いわゆるスーパー・スプレッダーになっているケースもあります。
スーパー・スプレッダーとは、
多数の二次感染を引き起こす感染者のことです。
新型コロナウイルスの場合、当然、性的接触によっても感染します。
性風俗業は極めて感染リスクの高い業種ですが、
ここが休業できないと
新たなスーパー・スプレッダーを生み出してしまいます。
ここで感染したかもしれないという自覚がある人は、
なかなか相談できない可能性があり、
感染が地下に潜ってしまうかもしれません。
よって、性風俗業にも休業補償が必要となります。
「いかがわしい商売に補償なんて」では駄目なのです。
今朝、Twitterのトレンドに「#橋下徹」が上がっていて、
ここ数日、知事、市長時代の
府市における保健医療の経費削減政策を踏まえたコメントがあり
その件かと思いましたら、
フジテレビ『日曜報道 THE PRIME』にレギュラー出演なんですね。
そこで西村康稔経済財政政策特命担当大臣に対し、
「風俗業の人を補助しないのは駄目」と仰ったらしく、
西村大臣は「差別はしません」と返した模様。
維新は大阪の保健医療を弱体化させましたが、
大臣から公共放送で言質を取ったのは極めて重要ではないかと思います。