東京都 新たに100人以上の感染確認 5月2日以来 新型コロナ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200702/k10012492591000.html
先ほど、このニュースが入ってきましたので、
少しだけお書きします。
東京都で新規感染者数が100人以上になるのは
5月2日の154人以来、2か月ぶりとなります。
※追記
確定値は107人でした。確定値だけ出せばいいものを、
リークする輩がいることを問題視しないのでしょうか?
前回、お書きしましたけれど、
どういう検査態勢なのかが重要です。
特にどのような集団に対して検査を実施したのか、
ここがわからない限り、評価は難しいと思います。
今日の数字を以て、緊急事態宣言前に戻ったとはいえません。
2か月前の検査は症状のある人などに対し多くの検査が実施されていて、
今はその頃よりも検査数自体が増えていて、
陽性率は2か月前は30%程度だったのに対し、
昨日の陽性率は3%台。
検査態勢、検査の対象となる人が違いますので、
単に「100人」という数字で緊急事態宣言前に戻ったとはいえないのです。
東京都には、ぜひ、この数字の評価について、
説明していただきたいです。
ところで、一部で北海道大学の西浦博教授の
「人との接触を8割削減」が批判されましたが、
先月18日の記事にこんなものがあります。
“8割おじさん”西浦教授またも扇動? 感染1日100人超、99%大流行…本人に聞く
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/06170559/?all=1
タイトルどおり、西浦先生に対する批判目的で書かれたものですが、
流行前のような生活を続ければ、東京都内の感染者数は7月中に1日100人以上になる
このような部分があります。
5月下旬の西浦先生の試算。
的中してしまいましたね…
これを踏まえて国としてどうするか、
専門家会議をどうするのか?
スーパーコンピューター「富岳」を使用するのは結構ですが、
それを使うのは人間であることを忘れてはなりません。
今、聞こえてきている分科会のメンバーには、
適任と思えるような人物がいないように思います。
西浦先生がご専門の感染症数理モデルはくじ引きや占い、
当てずっぽうのようなものではないので
「西浦先生の予測どおりになったじゃないか」
と言うべきではありませんが
「42万人も死ななかったじゃないか」
という人たちにも考えてほしいと思います。