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自然派化粧品 / 新型コロナ変異株 / ワクチンその後 / この年始は餅に注意?

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まずは「やさしい皮膚科医 @S96405539」先生のtweetから。
元はこちらの記事に対する反応でした。

【情報】韓国“爆売れ”スキンケア『goodal(グーダル)』が日本正式上陸!PLAZAなど全国約580店で販売開始
https://korepo.com/archives/760076

【韓流“自然派”化粧品?】
・「青みかん」「柚子」「茶葉」等食品由来成分を含む韓国コスメが人気
・食物成分を繰り返し肌に塗ると、アレルギー発症リスク有り!
・“自然派”は安全な訳でなく、効果が高いわけでも無い

アナフィラキシーでの死亡リスクすらあり、食品を含む製品は避けるのが無難です


私も女性向けの記事を作っていて、
つくづく嘘による誘導が多い分野だと感じています。
美容の世界では「自然」はウリになる言葉ですが、
「自然」だからといって、それがいいものだとは限らないわけです。
むしろ「自然」だから疑問符が付く場合も。
この先生の仰るように、肌につける食品由来のものの場合、
肌からアレルギー反応を起こす体質になってしまう可能性があります。

「青みかんエキス」のグーダル、「柚子エキス」のクレアス等の韓国コスメが日本でも大人気。「肌が飲むビタミンジュース」と宣伝されますが、肌から食品成分が入るのをくり返す経皮感作が危険なのは皮膚科では常識(例:茶のしずく石けん)。美容効果の根拠も無く、こういう製品を選ばないでくださいね。

ちなみに、韓国コスメについて相談を受けることがありますが、正直なところ信頼に値する製品を見たことが無いです・・。「韓国の方が美白なのは韓国コスメのおかげ!」と宣伝されますが、単にソウルが東京より北に有り紫外線の影響が少ないからと考えるのが自然でしょう。

【補足】食物由来化粧品の怖いところは、100回目まで問題なく使えても101回目でアレルギーを起こすかもしれない点。いつ、どのくらいの確率で死亡例を含めたアレルギーが発生するか分からないのは厄介。他に化粧品の選択肢が無いわけではないですから、わざわざリスクを犯すのはどうかと思います。

『バッタ博士の先生がバッタに触る行為を繰り返すうちにバッタアレルギーになった』『エビ研究者がエビアレルギーになった』というのは非常に分かりやすい例です。職業病でアレルギーを発症するのなら仕方がないですが、わざわざ自ら危険な製品を選ぶ必要は有りません。

田中みな実氏など酵素洗顔を薦めるインフルエンサーがいますが、『洗顔料に含まれる酵素のタンパク質が皮膚に付くことでアレルギーを発症してしまう』と研究で報告済。危険で使用は避けるべきです。洗顔効果の高さを示す適切な科学的根拠も無く、デメリットだけが大きいです


以上は抜粋です。
先生のこれらの一連のtweetは非常に重要なことを仰っていますので、
ぜひ、ご覧ください。「茶のしずく石けん」騒動を忘れてはいけません。
https://twitter.com/S96405539/status/1284798926051110913
https://twitter.com/S96405539/status/1341700084686225408


さて、新型コロナウイルス関連では、変異株が問題となっています。
日本でも全ての国・地域からの新規入国一時停止措置が行われました。

最初に英国で確認された変異株は、
たしかに感染しやすくなっている可能性があるようです。
どんなウイルスでも、ウイルスが増える段階でのコピーミスは起きていて、
それが"生存"し続ければ変異株となります。
インフルエンザウイルスでも、風邪の各種のウイルスでも同様です。

英国で検出された新型コロナの変異株 日本への影響は?どの程度恐れるべき?
https://news.yahoo.co.jp/byline/minesotaro/20201224-00213969/

おなじみ病理専門医で薬剤師、米国国立研究機関博士研究員、
病理学、ウイルス学、免疫学などがご専門の峰宗太郎先生の記事です。

そしてこちらもおなじみ、
国立国際医療研究センター国際感染症センターの感染症専門医である忽那賢志先生の記事。

イギリスの新型コロナ変異ウイルスは何が問題なのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201221-00213726/

なかなか難しい話ですが、現時点では
流行がますます広がることが懸念されるものの、
実際に感染が広がりやすくなっているのかはテータ不足で評価できません。
日本国内においては、さらに調査不足ですので、
ある程度の状況がわかればと思います。

ただ、現時点では重症化しやすくなる、死亡率が高くなるという報告はなく、
検査への影響についても同様で、
ワクチンと治療薬の有効性についても、
変異株で問題が出たという話はないようです。

一般としてできることは、これまでと同じです。
手を洗う、密を避ける、マスクをする、
何らかの症状がある時には外出を控えることの徹底です。

北海道や大阪では、新規感染者数が減少傾向にあります。
依然、厳しい状態にはありますが、
重症者数は間もなくピークとなり、
その後、下がってきそうな状態です。

一方、心配なのが東京で、
ずっと上昇し続けています。
結局のところ、各個人の行動変容が重要ですので、
まずはこの冬を乗り切りましょう。

本日、免疫学研究者の新妻耕太先生と峰宗太郎先生、
救急医の木下喬弘先生の動画が配信されました。
アーカイブが残っていますので、2時間と長いものですが、ぜひ、ご覧ください。

【Taka&ばぶに聞く】話題の新型コロナワクチン打つ前に知っておきたいこと「ヅマニュース」#7

 

ワクチンについては、これまでアレルギー反応の報告はあるものの、

重大視すべきといえるほどの有害事象はないようです。

これは現時点、アメリカでは2週間で200万人が接種。

今後も注意が必要なのは事実ですが、

これまでアレルギーしか報じられていないのは驚異的かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 


さて、医師らの中に「この正月は餅を食べない方がいい」という意見があります。
各地で医療が逼迫しているからです。

新型コロナウイルス感染症自体は、
医療体制が充分であれば、ある程度「死なずに済む」感染症といえますが、
医療が逼迫していると、死の病になりかねません。

それ以上に、心筋梗塞などの虚血性心疾患や、
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が心配になります。
普段なら、助かる命でも受け入れ先の病院がなかなか見つからず、
救命できないということが起きます。
虚血性心疾患や脳血管障害は冬にリスクが高まるため、
特に注意が必要です。

そのほか、交通事故などにも注意しましょう。
そして、正月の餅ですが、嚥下機能に問題がある高齢者などは
本当に食べない方がいいと思います。

餅に限った死亡事故のデータは見つけられませんでしたが、
食物が原因の窒息による65歳以上の高齢者の死亡者数は、
年間3,500人以上、
80歳以上の死亡者数は2,500人以上であるようです。
また、窒息死亡者数は毎年1月に多く、
約1,300人が亡くなっています。

窒息死は最も苦しい亡くなり方ともいえます。
蘇生が上手くいっても脳障害が残る可能性があり、
低酸素脳症なら、意識不明のまま脳死状態になってしまうことが多いです。

もしも、ご高齢の方で餅を食べる場合は、
餅を小切りにして食べやすくしましょう。
食べる時は、会話などに気を取られず、食べることに集中。
よく噛んで唾液とよく混ざれば喉に詰まりにくくなります。

 

 


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