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喉で増えやすいオミクロン 子どもの症状には要注意

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我が市では、市民サービスとして、
市内の1日の新規感染者数、重症者数をメールで知ることができるのですが、
小中学校、幼稚園、保育園における感染、
陽性者、濃厚接触者などの情報も送られてきます。

今週はずっと、どこそこの小学校で、
幼稚園で、認定保育園でと、そんなメールが届いています。
中には23時ぐらいに送られてくるものもあり、
リアルタイムでの送信でしょうから、
職員の方々のご苦労が慮られます。

日々伝えられる新規感染者数の数字の意味も変わってきました。
デルタよりは重症化リスクが低いのは間違いなく、
症状がある人でも、軽症で済む人が多いようです。

ただ、ここ2年間ずっと誤解されたままなのが、
この「軽症」という言葉です。
酸素が不要である患者は全て軽症とされることを知らない人が多く、
たとえ、体温40℃近い発熱があっても、
それは軽症扱いで、中等症という言葉も市民権を得てきましたが、
肺炎が広がっていても、どんなに苦しくても、
人工呼吸器不要の場合は重症ではありません。
重症になるということは、生命の危機に直面した状況だといえるでしょう。

予想通り、小児の間に感染が広まっています。
39℃超の発熱の報告も多いようですが、
こういったケースはどれも軽症です。

 

 

川瀬巴水「大坂天王寺」

 

子どもについては、ほかに気になる話もあって、
オミクロンにおける変異は、成人にとっては軽症で済みやすくなっているとしても、
子どもにとっては、悪化要因になっているかもしれないという報告があります。
オミクロンは従来よりも、肺ではなく喉で増殖しやすく、
デルタまでと比較して、重症化リスクが低いのはそのため。

ただ、子どもの場合、元々気道が狭く、
感染でさらに狭くなることも。
クループ症候群として、風邪やインフルエンザでも見られる症状で、
喉頭気管気管支炎がほとんどかと思います。

これが「風邪に近づく」ということなのかもしれないという指摘もありますが、
特徴的な咳、かすれ声、喘鳴などの症状があり、
咳は「オットセイのような咳」と言われます。
その場合には、救急車をためらわないようにしてください。
風邪などでは特に3歳以下に多いとされています。

オミクロンは小児科も、戦場になるようです。
 

 

 

 

 

 


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