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マスクを外させることに必死の政権の認知的不協和

マスクを外させることに必死の政権の認知的不協和

 

 

なぜか、マスクを外させることに躍起になっている政府。
その情熱をワクチン接種に向ければと思うばかりです。

「マスクは子どもたちに可哀想」という主張があり、
そこに疑問の余地はありません。
では、感染拡大に一定の効果があったマスクを外すことで、
感染者が増え、亡くなったり、重症化したり、
合併症、後遺症に苦しむ子どもが増えることは可哀想ではないのか
と考えます。
「最後の思い出の卒業式でマスクは可哀想」は理解できるのに、
「卒業式後に二次試験に出られなくて可哀想」
「入学式に出られなくて可哀想」
「入社したのに職場に出られなくて可哀想」とは考えないのでしょうか。

そもそも、今まで日本では他国のように、
マスク着用を法令で強制したことはありません。
あるとすれば、「推奨」「お願い」であり、
一部、施設などでマスク着用がルール化されていた程度でしょう。

なぜ、私たちはこの3年間、マスクを着用してきたのでしょうか。

それは法令で義務づけられたからではありません。
誰かを感染させないため、自分が感染しないためだったはず。
政府がわざわざ「着用を推奨しない」とアナウンスする意味は何でしょうか。

ワクチンもマスクも、効果が100%になることはありません。
だからこそ、密の回避や換気を含めて、
複数の対策を組み合わせることで、
感染拡大を防いできたわけです。

子どものマスクの問題では、
会話で相手の顔の半分が見えないからという理由で、
ずっと「子どもたちの発達を阻害する」という主張があるのですが、
それならば、生まれながらの全盲の方はどうなのかとなります。
実際に、視覚障害が発達を遅らせるなどというデータは存在せず、
データもなく「子どもたちの発達を阻害する」という主張は、
そういった方々に極めて失礼な物言いだといえるでしょう。

ジョシュア・ローム「Almost There」
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昨年12月の発表ですが、
オミクロン流行期において時心肺停止で搬送、
亡くなられた20歳未満の方の半数以上は基礎疾患がありませんでした。
5歳未満40%、5歳以上60%で、
基礎疾患なしの死亡に至る経緯では、循環器系の異常が27%、
中枢神経系の異常が33%です。
呼吸器系の異常で、基礎疾患ありの場合、21%となっているのが、
基礎疾患ありでは0%となっている点にも注目です。
基礎疾患がない場合、呼吸器系の異常では亡くなっていないものの、
循環器系、中枢神経系の問題で命が奪われていることになります。
この3年間で、このウイルスの解釈を変えるべきなのです。
 

 

こちらでは昨年4月までに新型コロナ感染症と診断された
16歳未満5411人のデータです。
全体からみれば、大きな合併症や後遺症のケースは稀ですが、
川崎病のようなMIS-Cが0.1%、
心筋炎0.13%、脳症0.06%という重篤な合併症になっています。
重篤ではなかったとしても、痙攣性障害は2%です。

また、後遺症については、
味覚障害1.1%、嗅覚障害1.0%、発熱0.8%、
倦怠感0.7%だと報告されています。
重篤な合併症の患者にワクチン接種者はゼロで、
後遺症の予防にも、ワクチン接種は効果があるとされます。
だからこそ、政府は小児のワクチン接種に注力すべきなのに、
なぜか、マスクを外させることに注力しているわけです。

 

 

こちらは小児に限ったものではありませんが、
デルタ期でもオミクロン期においても、
ワクチン接種が後遺症のリスクを減らしていることがわかります。
未接種であれば、後遺症は重くなりがちです。

 

 

こちらの論文では、データとともに、
感染することで    自己免疫疾患のリスクが上昇するとしています。
巷間「免疫力を高めることが大事」などともいわれますが、
この事実は「免疫力」という言葉がいかに無知蒙昧であるかも示しています。
政府はこれらの情報を意図的に無視しているのでしょう。
政権が「そう思いたい」という認知と、
認知すべき現実が乖離していて、
政権が認知的不協和に陥っているのでしょう。
いかに人が現実をどう認識しようと、
願望や認識に合わせて現実が変わることなどないのですから。

 

 


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